2026/08/26 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会2回戦 水戸ホーリーホックvs京都産業大 フォトギャラリー/エース妹尾が2得点。交代選手を含めた全員の力でリードを守り切り、J1を撃破して3回戦へ!

《天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会2回戦》
▽2026/08/26 19:00 Kick off – ケーズデンキスタジアム水戸
水戸ホーリーホック 0-2(0-1) 京都産業大
得点:’11 京産大/妹尾颯斗、’61 京産大/妹尾颯斗

8月26日に行われた天皇杯2回戦、京都産業大が水戸ホーリーホックを2-0で破り、サッカー部の歴史に新たな一ページを刻んだ。

京産大は序盤からハイプレスを仕掛けて水戸にプレッシャーを与え、球際でも厳しく当たり続けた。主将のMF伊藤翼(4年/セレッソ大阪U-18/徳島内定)は「球際やセカンドボールが大事になる試合ってのは分かってたので、そこを徹底していた」と振り返り、「(大学選抜のイタリア)遠征で、自分でボールを奪い切るところはすごく学びになったので、その部分が通用するかを今日大事にしていた。イタリアでの経験が活きたと思う」と手応えを実感する。

試合が動いたのは11分。京産大は中盤でDF沖野眞之介(2年/高川学園高)がインターセプトに成功すると、前線のFW妹尾颯斗(4年/サンフレッチェ広島F.Cユース)にスルーパスを供給。ボールを受けたFW妹尾はミドルレンジから右足を振り抜き先制点を奪う。得点の場面を「試合前から打てたらシュートは打つっていう意識を持っていた。キーパーも少し左に寄っていて、ニアがあいてるなというのも考えて思いっきりシュート打ったら良いコースに入りました」と振り返ったFW妹尾は、点を決めた後も前線で奮闘。前半終了間際にはピッチ端でボールをキープし時間を稼いだ。「自分が時間を稼いで1分くらい進められたのはチームとして大きかったと思う」と守備での貢献も口にした。

1点を先行して試合を折り返したが、逆転負けを喫した昨年の天皇杯2回戦・FC町田ゼルビア戦での経験から、引いて守るのではなく追加点を狙うことをハーフタイムに再度チームで共有。「去年は先制した後に逆転されてるので、もう1点、2点取りにいくぞと全体で共有出来た」というFW妹尾の言葉どおり、後半の立ち上がりからアグレッシブに攻撃を展開していく。53分には立て続けにCKを獲得。水戸DFに弾かれるも、こぼれ球を拾ってゴールを狙い相手を追い込んでいく。56分、MF伊藤からボールを受けたMF末谷誓梧(4年/セレッソ大阪U-18) がボックス内に切り込み、マイナスポジションのMF大倉慎平(2年/ガンバ大阪ユース)にパスを送ると、ダイレクトでシュートを放ち相手ゴールを脅かした。

堅守速攻を崩さない水戸を相手に京産大は攻撃の手を緩めず、60分に相手DFのファウルを誘発しFKを獲得。チームでセットプレーのキッカーを務めるMF皿良立輝(3年/セレッソ大阪U-18)がケガで不在ではあったが、MF福永裕也(3年/京都橘高)のボールにFW妹尾がダイビングヘッドで合わせて追加点を挙げる。「その前のファウルで(福永)裕也がニア狙うというのは言ってくれて、ボールが来るのは分かっていたので、あとはタイミングとしっかり体を寝かせて、頭でしっかり決めきれてよかったです」と妹尾は喜びを語った。京産大・吉川拓也監督は「彼の3年間の成長というのが今日のゲームで見えた一つの場面だったと思う。9番として責任を持って色んなプレッシャーを抱えながら日々努力していたのがしっかりと実を結んだので、自信を持って次に向けてやってほしい」とFW妹尾の成長とゴールを賞賛した。

2点ビハインドとなった水戸は、ロングボールとスルーパスを多用して攻撃の手数を増やして得点を狙うが、京産大DF陣も体を張って対応。セットプレーが増えた中でも焦らず堅守を維持してゴールを守り切った。81分にDF吉井泰生(2年/ガイナーレ鳥取U-18)を、85分にはDF浮邉泰士(1年/鹿児島城西高)を投入し、5バックの布陣に。DF小野成夢(4年/愛媛FCU-18/清水内定)は「ピッチからも『(浮邉)泰士を入れてほしい』っていうのをリクエストしていたので、吉川さんも僕たちを信じて要求をリスペクトしてくれた」と話すように、対人に強みを持つDF浮邉を投入したことで終盤のDF陣に安定感が増した。交代選手の奮闘もあり、無失点で試合終了。見事ジャイアントキリングを達成し、京産大が初となる3回戦進出を勝ち取った。

試合後の会見で、水戸ホーリーホック・樹森大介監督は「消極的な試合をしたい訳ではなかったので、悔しい気持ちでいっぱいです」と悔しさをにじませる心境を語った。対する吉川監督は「交代選手も含めてチーム全体で勝利し、次に駒を進められたので、選手達は色んな経験をしてきた中でパーフェクトに近いパフォーマンスを出してくれたんじゃないかなと思います」と選手たちを賞賛した。

9月2日からは夏の大学王者を決める総理大臣杯もスタートする。日本一を目指す京産大にとって絶対に落とすことができない戦いとなる。この勝利に浮かれることなく、総理大臣杯でも京産大の持ち味を発揮して、優勝をつかみ取りたい。

2026/08/26 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会2回戦 水戸ホーリーホックvs京都産業大 フォトギャラリー/エース妹尾が2得点。交代選手を含めた全員の力でリードを守り切り、J1を撃破して3回戦へ!
谷口健太

京産大体育会本部編集局(京産大アスレチック)を経てフリーカメラマンとして活動。
関西の大学を中心に撮影しています。

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