2026/08/19 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会1回戦 金沢星稜大vs京都産業大 フォトギャラリー/立ち上がりから順調に得点を重ねた京産大が、後半の星稜大の反撃を1点に抑え、2年連続でJ1への挑戦権をつかむ

《天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会1回戦》
▽2026/08/19 19:00 Kick off – 石川県西部緑地公園陸上競技場
金沢星稜大 1-4(0-4) 京都産業大
得点:’4 京産大/高川諒希、’15 京産大/末谷誓梧、’17 京産大/妹尾颯斗、’38 京産大/妹尾颯斗、’66 星稜大/宮前享真(PK)

石川県で開催された天皇杯1回戦は金沢星稜大と京都産業大が激突する大学対決に。関西学生リーグで首位を走る京産大は序盤から得点を重ね、星稜大を圧倒。後半、意地を見せた星稜大にPKで失点を許すも、4-1で勝利して2回戦へ駒を進めた。

立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛ける京産大は4分で均衡を破る。FW高川諒希(2年/カターレ富山U-18)が中央突破でボールを運び、足を振り抜いて先制に成功すると、15分ドリブルで相手をかわしたMF末谷誓梧(4年/セレッソ大阪U-18)が技ありシュートで追加点を決める。17分にはFW妹尾颯斗(4年/サンフレッチェ広島F.Cユース)がこぼれ球を押し込み星稜大を突き放す。ゴラッソを決めたMF末谷は「アップから結構シュートの調子が良くて、自分でもびっくりした軌道のゴールだったんですけど、とりあえず入って良かったです」と得点シーンを振り返った。

立て続けの得点で点差を広げた京産大だが、20分以降は守備に回る時間が増え始める。カウンターを許しゴールに迫られる展開もあったが、安定した守備でピンチを切り抜けた。38分、ボールを受けたMF末谷が速さのあるドリブルで運び、左クロスを供給。星稜大GK北野豊己(4年/高稜高)がクロスボールを弾くも、FW妹尾がこぼれ球を詰めきり4点差として試合を折り返した。

後半に入ると星稜大も反撃につなげる時間を増やしていく。FW宮前享真(4年/ツエーゲン金沢U-18)を中心に攻撃を組み立てて攻撃を仕掛け続けた。セカンドボールへの反応でも京産大を幾度も上回り、フィニッシュまで到達させない堅守を発揮。66分、FW宮前がボックス内に切り込み、混戦となったところでファイルを誘発しPKを獲得すると、つかんだチャンスを逃さずに決めきり、1点を返す。その後も途中出場のMF新井康太(3年/鵬学園高)が中盤からチャンスメイクに奔走するなど追加点を狙うが、京産大の守りを崩すことができず試合終了。4-1で京産大が勝利しJ1への挑戦権をつかみ取った。

敗れた星稜大の小松崎保監督は「今日は最初、面喰らってましたけど全然諦めてなかったし、ハーフタイムでは『ギャンブルじゃないよ。一か八かではなく、ツエーゲンと全く一緒だから同じようにはめ方も含めてやろう』と話して後半も戦った。お金を払って見に来てくれた人には彼らなりに表現できたのかなと思います」と敗戦を受け入れつつ、「ツエーゲンさんに当たり前の基準を上げてもらえた。北信越2部リーグから1部リーグに昇格するためにも、この基準を落としてはいけない」と天皇杯で得た経験を前向きに捉えていた。

これに対し、京産大の吉川拓也監督は「90分通して自分たちが目指すようなゲーム運びにはできなかったかなと思う。前半は本当に良い時間帯で良い形で狙いどおりに得点重ねられた中で、後半は点を動かすことができずに、不用意なPKを与えてしまった」と振り返り、「前半の20分、30分ぐらいまでは本当に完璧なゲームだった。スコアも動かして4点、5点、6点っていう形でゲームがクローズされていくような展開が想像できたかなと思うと、物足りない。ここから上にっていうことで言うと、やっぱり内容含めて自分たちが思っているような内容でゲームを終わらすことが、今後重要になるかなと思う」と勝利の中でも課題に目を向けた。

主将である京産大MF伊藤翼(4年/セレッソ大阪U-18/徳島内定)も「前半で4点取れて終えられたっていうのはすごく良いことかなと思うんですけど、後半に追加点取れずに失点してしまったっていうのは、次に向けての課題かなと思う」と分析し、次戦の水戸戦については「チーム力というよりも個の勝負になる」と考察。「自分たちがどれだけできるかっていうのはすごく楽しみですし、チャンスだと思うので、全員で良い準備してやっていきたい」と意気込みを口にした。

京産大は昨年、天皇杯2回戦でFC町田ゼルビア戦に逆転で敗れたが、選手たちの基準を変える大きな成長につながる大きな戦いとなった。今年は経験だけではなく、J1チームを相手に結果を残して、さらなる飛躍を遂げることに期待したい。

2026/08/19 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会1回戦 金沢星稜大vs京都産業大 フォトギャラリー/立ち上がりから順調に得点を重ねた京産大が、後半の星稜大の反撃を1点に抑え、2年連続でJ1への挑戦権をつかむ
谷口健太

京産大体育会本部編集局(京産大アスレチック)を経てフリーカメラマンとして活動。
関西の大学を中心に撮影しています。

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