《ASTRO SPORTS presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会 決勝ラウンドノックアウトステージ準決勝》
▽2025/12/24 11:00 Kick off – カンセキスタジアムとちぎ
国士舘大 3-1(1-1) 関西学院大
得点:’23 国士大/吉岡優希(沖村大也)、’28 関学大/小西春輝(篠原駿太)、’69 国士大/皆川春輝、’76 国士大/皆川春輝(小西脩斗)
ファイナル進出を懸けた雨中の一戦は、激しい戦いとなった。まず、試合の流れを掴んだのは国士舘大。早いプレスでセカンドボールを奪い、パワーで関西学院大を押し込んでいく。しかし、関学大も徐々にその強度に慣れると、両サイドの走力を生かしてチャンスを作り出す。20分には、MF木場拓実(4年/桐生第一高)のクロスにMF篠原駿太(4年/神村学園高等部)がヘッドで合わせる。国士大GK渡辺勇樹(2年/桐光学園高)が防いだこぼれ球をMF棟近禎規(2年/興國高)がすかさず狙うが、これもGK渡辺がしっかりと弾きピンチを防ぐ。すると23分、国士大は右サイドからDF沖村大也(1年/東山高)が入れたフィードが関学大DFの裏へ通ると、そこへ走り込んだMF吉岡優希(4年/東福岡高/熊本内定)が右足でシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。だが、関学大もすかさず反撃に出る。28分、FW小西春輝(4年/サガン鳥栖U-18)が右サイドを抜け出したMF篠原からの横パスを受けると、巧みなターンでGKをかわしてゴールへ流し込み同点とする。
後半頭から両チーム、選手を入れ替えて攻撃の活性化を図る。後半は関学大が優勢に試合を進める場面を多く作るが、国士大もしっかりとこれを押し返すと、61分にFW小西脩斗(3年/流通経済大学付属柏高)が縦に入れたボールにMF皆川春輝(2年/日章学園高)が抜け出し放ったシュートはポストへ。その跳ね返りを再度MF皆川が狙うが、ここは関学大GK宮本流維(4年/名古屋グランパスU-18/琉球内定)が身体を張って得点を阻む。しかし69分、国士大はスローインから相手陣内へ圧力をかけると、ゴール前にロビングのボールを入れる。一度はGK宮本が弾くも、そのこぼれをMF皆川がフリーで蹴り込み、国士大がついにリードを奪う。国士大は76分には中盤でボールを奪うとFW小西脩斗からのパスを受けたMF皆川が技ありのシュートを右に決めてリードを広げる。関学大も直後にMF棟近が狙いすましたシュートを放つが、GK渡辺のファインセーブの前に得点ならず。国士大が集中した守備で相手の追撃を許さず、2013年以来の決勝へ駒を進めた。
関学大は、総理大臣杯準優勝、インカレはベスト4に終わり、早崎義晃監督は「選手は常に準備しながら、誰が出てもしっかり戦ってる。そこから先、もう1個違いが出せる選手が連戦の中でもいける状況をどう作るの必要性は改めて感じました。ここから先が大変やっていうのをみんな改めて知ったと思うんで、チームとしても個人としても鍛えて頑張りたい」と目線を上げて巻き返しを誓った。
決勝進出を決めた国士大・前田隆司監督は「前半、続けて失点してもおかしくないようなところもあった。後半はうちのストロングである運動量を出せたし、暴れん坊の皆川が今日は本当に助けてくれた」と振り返る。「(亡くなられた)大澤英雄理事長と村岡幸彦部長に良い報告をしたい」と1999年大会以来の優勝へ、意欲は十分だ。
