グループリーグを突破するには、互いに負けられない一戦。前半は関西学院大が試合の主導権を握る。中央のMF佐伯清之助(4年/ヴィッセル神戸U-18)とMF吉田有志(4年/セレッソ大阪U-18)がうまく左右を使い、テンポを上げて鹿屋体育大のゴールに迫る。さらにトップ下のMF先田颯成(1年/サガン鳥栖U-18)がアグレッシブに仕掛けて、シュートを狙う。鹿体大もセットプレーやロングスローでチャンス創出を狙うが、なかなか決定的な場面は作れない。
関学大は24分に吉田がうまく相手をかわして前進し、中央の先田へとパスを出すが、シュートはバーの上に。29分には左サイドからMF澤田佳憲(2年/瀬戸内高)が中へ入れたボールを、FW小西春輝(3年/サガン鳥栖U-18)が押し込むが、これはオフサイドの判定となる。試合が動いたのは45+3分。関学大は右サイドでMF鈴木慎之介(3年/米子北高)とDF西谷京祐(3年/関西学院高)のパス交換から鈴木が中央へ入れたクロスを、先田が相手DFに囲まれながらも難しい体勢でゴールを決め、前半が終了する。
鹿体大も、縦へのボールを使って攻撃のリズムを作ろうとするが、なかなか試合の流れを変えることができない。関学大は吉田のパスから先田のボレーシュートでゴールに迫るが、追加点は奪えない。78分には左サイドのDF山本楓大(2年/サガン鳥栖U-18)のクロスをFW古田和之介が合わせるが、わずかに枠の外。関学大はボールをキープして時間を使い、うまく試合を締めてグループリーグ初勝利を飾った。
2024/12/16 全日本大学サッカー選手権決勝ラウンドグループリーグ第2節 関西学院大vs鹿屋体育大 フォトギャラリー/試合の主導権を握った関学大が、鹿体大をシュート0に抑えて勝ち点3を獲得