日本一を目指すステージの戦いがいよいよスタート。決勝ラウンドグループステージの第1節は関西学生リーグ所属チーム同士の対戦となった。
序盤から関西学院大がボールを支配し、両サイドを使ってゴール前へと侵入していくが、大阪学院大も手堅い守備でゴールを割らせない。すると24分、スローインのボールを受けたMF鳥井禅音(1年/サンフレッチェ広島F.Cユース)がうまく背後へと抜け出しパス。これをFW閑田隼人(4年/広島皆実高/藤枝内定)が右足を一閃して決めて、大院大が先制する。追う立場となった関学大は、32分GK宮本流維(3年/名古屋グランパスU-18)のロングキックをMF篠原駿太(3年/神村学園高)が受けて仕掛け、外を走ってきたMF吉田有志(4年/セレッソ大阪U-18)へパス。吉田がゴール前へ出したクロスをFW古田和之介(2年/履正社高)がDFを背負いながらも反転してシュートし、同点弾を決める。
大院大は後半頭から3人の選手を投入し、リズムを変えてくる。右サイドのMF柴田将伍(2年/京都サンガF.C.U-18)の積極的なドリブルや、FW光成大地(4年/如水館高)の前線での献身的な動きから徐々に試合のペースを握ると、74分MF箱崎達也(4年/四国学院大学香川西高/岐阜内定)の左CKを、FW閑田がヘディングで合わせて勝ち越し点をあげる。関学大はFW小西春輝(3年/サガン鳥栖U-18)、FW野中亮汰(3年/帝塚山学院泉ヶ丘高)を投入し、前線にパワーをかけるが、大院大の強固な守備を崩せず、タイムアップとなった。
2024/12/14 全日本大学サッカー選手権決勝ラウンドグループリーグ第1節 関西学院大vs大阪学院大 フォトギャラリー/互いをよく知る関西対決は大院大がエースの2発で制し、初戦を勝利