公式戦では初となる両チームの対戦は、立ち上がりから明治大が高い強度で阪南大ゴールを目指して仕掛けていく。だが、阪南大は明治大の攻撃を冷静にしのぐと、MF三好麟大(4年/流通経済大学付属柏高)がドリブルで切り込み、ファーサイドへ上げたクロスにFW中田有祐(2年/ベガルタ仙台ユース)がDFと競り合いながらも頭で合わせて先制する。明治大はボールを支配して、阪南大ゴールへ迫る場面を作りながらも崩しきれず、前半は終了する。
後半も先手を取ったのは阪南大。GK市川泰壱からのロングフィードが明治大DFふたりの間へこぼれたところを、MF森村俊太(3年/京都先端科学大学附属高)が猛然と追いかけて奪い取ろうとして倒され、直接FKを得ると、これをMF櫻井文陽(3年/阪南大学高)が素晴らしいコントロールで右上隅に決めて、追加点を上げる。明治大は試合を支配しつつも、決定的なチャンスには繋げられず、阪南大の集中した守備の前に得点を奪えないまま試合終了。関西勢として唯一勝ち上がっている阪南大が次のラウンドへと駒を進めた。
2024/09/09 総理大臣杯準々決勝 阪南大vs明治大フォトギャラリー/効果的に得点を重ねた阪南大が、前年度インカレ王者を倒して準決勝へ