試合は4分にMF木内達也(4年/鹿島アントラーズユース)が放ったミドルシュートのこぼれ球をFW真鍋隼虎(3年/名古屋グランパスU-18)が頭で押し込み、早々と明治大が先制する。しかし、広島大は粘り強く守りつつ、好機を逃さないプレーで明治大ゴールを脅かす場面につなげていく。32分に、狭いエリアを広島大MF入江大雅(3年/広島皆実高)がドリブルで突破して同点とすると、36分には中盤で奪ったボールを受けた入江が左サイドを突破してマイナスのパス。これをFW瀬口廉太郎(2年/名東高)が鮮やかに決めて広島大がリードを奪う。
後半はビハインドを覆すべく、明治大が圧力をかけて攻撃を仕掛ける。64分に右サイドに開いてパスを受けたDF桒原陸人(2年/ガンバ大阪ユース)がゴール前に上げたボールをMF宇水聖凌(2年/名古屋グランパスU-18)が頭で決めて同点に。明治は同点直後にFW中村草太(4年/前橋育英高/広島内定)、MF藤森颯太(3年/青森山田高)、MF林晴己(3年/高川学園高)を投入して、一気に畳み掛ける。76分には藤森のFKからMF島野怜(3年/仙台育英学園高)が決めて逆転に成功すると、80分には幅を使ったプレーからDF桒原が得点して広島大を突き放す。
広島大も最後まで戦い抜き、明治大を苦しめたが、ベスト8には届かなかった。
2024/09/06 総理大臣杯2回戦 広島大vs明治大フォトギャラリー/広島大がリードを奪うも、後半地力を見せた明治大が逆転勝利でベスト8進出