2024/12/16 全日本大学サッカー選手権決勝ラウンドグループリーグ第2節阪南大vs中京大フォトギャラリー/中京大が序盤に2点を奪うも、攻撃力を如何なく発揮した阪南大が逆転でGL初勝利

グループステージを黒星スタートとなった両チームは試合序盤から激しい攻防を繰り広げた。開始6分、中京大は左サイドで獲得したFKからFW中嶋晃成(2年/中部大学第一高)が頭で押し込み先制。流れを掴むと左サイドを中心に攻撃を仕掛け、15分にはMF増崎康清(1年/サガン鳥栖U-18)のクロスをFW有働夢叶(4年/興國高/大分内定)がダイレクトで仕留めて追加点を決めた。

立て続けの失点となった阪南大だったが、両サイドからスピードを活かした攻撃を展開し流れを渡さない。すると28分、MF松本楓悟(3年/阪南大学高)からパスを受けたFW金本毅騎(2年/セレッソ大阪U-18)が巧みなシュートで1点を返すと、1分後にはDF渡邉吏海(4年/ファジアーノ岡山U-18)の左クロスを松本が冷静にゴールへ押し込み同点に。完全に流れを掌握した阪南大は35分、DF渡邉の左クロスをMF松本が頭でゴール右隅に押し込み逆転。

わずか7分間の内に逆転を許した中京大はMF武藤寛(3年/船橋市立船橋高/愛媛内定)、FW有働を中心に攻撃を仕掛け続け、63分にはDF折出幸大(2年/カマタマーレ讃岐U-18)、MF屋嘉比奏汰(3年/興國高)、 MF小林嘉人(1年/興國高)を投入。80分にCKのチャンスを獲得するも阪南大の守りを崩すことができず試合終了。

中京大はグループステージ2連敗となり、突破の可能性は残りつつも他力が必要な状況となった。逆転勝利した阪南大は勝ち点3を獲得し、突破に向けて大きく前進した。