第29回デンソーカップチャレンジサッカー3位決定戦・関東選抜A-関西選抜の監督・選手コメントです。
-朴 成基監督(阪南大学)
短い期間で選手はよくやってくれた。一定の成果は出せたと思う。全日本と決勝で当たりたかったが、同じくらい力のある関東Aを相手に5分以上の戦いが出来た。前半耐えて、じわじわと自分たちの組み手に持っていってくれた。
後半は徳永を前に置いて、後ろの重廣、出岡が前に出ていくというやり方をした。徳永が普段とは違うポジションで頑張ってくれたことで、チームとして流れを掴んで得点に繋がった。だが、相手も力があるし、押し込までる状況も多かった。交代選手も良く役割を理解してやってくれた。
今年のチームは阪南と関学が多く、そこにそれ以外のチームの選手がうまくミックスされていい感じになるはずという計算だったが、なかなかピッチで合わなかった。どの組み合わせが一番いいのか、試行錯誤することになった。関西全体の力を引き上げることがこの大会の目的だし、関西で勝てば日本一になれると思えるきっかけになったのではないかと思う。
-井筒陸也(主将・関西学院大学)
個人の強みを生かして弱みを補うというのが九州との試合ではうまくいかなかった。最終戦、試合に出られないやつもいる中で出場させてもらっているし、みんながそれぞれの良さを出せて終わることができてよかった。
昨日と同じく相手は放り込んできていたので、前の試合から修正できたことを焦らずにやることができた。前につけるのか、蹴るのか判断をしっかりして、落ち着いて攻めたら得点できると思っていた。(徳永)裕大は厳しい所でボールを収めて、運ぶ能力がある。このチームはボールが出たらサイドで生きる選手がいるし、トップ下でうまくボールを配球してくれた。
関学ではチーム作りのことばかり考えていたので、選抜で伸び伸びとサッカーだけを出来る楽しさを味わえた。下級生でも遠慮せずにどんどん意見してきて、新鮮だったしいい経験になりました。インカレの結果は去年の事なので、今年はまたチームをゼロから作っていかないといけない。すんなりとうまく行くことはないと思うが、そんな中でもリーグ戦でしっかりと勝っていけるようにしていきたい。
-徳永裕大(関西学院大学)
自分でもトップ下はびっくりでした。中学の時にやったことはあるので、いいイメージで入れた。ボールを受けて、リズムを作れという指示でゲームに入った。相手のCBはヘディングは強いが足元に入れていけばキープできる自信はあったので、(井筒)陸くんとボランチには厳しいボールを要求した。そこで収めることと、(岡)佳樹がヘディングの競り合いで頑張っていたので、そのセカンドを拾うことを意識した。ゴールは茂くんから股抜きのパスが来たので見えず、いい位置で受けていたので思い切って打った。自分では外れたと思ったけど、ポストに当たって入ってよかったです。
去年とは違って引っ張る立場だったし、技術がある選手が多い中、声とか締めてやるという部分で少しでも貢献できたらというのはあった。自分のサッカーをぶらさずにやっていこうというのは出せたと思います。