2010年度 第88回関西学生サッカーリーグ 第20節・同志社大-関西大の監督・選手コメントです。
-Voice 同志社大学・望月慎之監督
前半、力を温存していたわけではないが、関大のパスが思いの外、うちにとって嫌なバランスと距離感だったので、セカンドを拾えなかった。奪っても奪い返されて、受けに回る時間が多くなり、控えめな動きになってしまった。その中でカウンターからシュートの形に持っていけたことで、後半に繋がるイメージを持てた。混戦の中で打開するのは東矢みたいなタイプが効く。その仕掛けられる部分で、後半のリズムが生まれたと思う。通年リーグの難しさの中で、今年は切れずに続けられたことが進歩だし、その成長を自信にして次の2試合を悔いの残らないように戦って欲しい。
-Voice 同志社大学・大杉崇仁(GK)
勝ちに行かないといけない試合なので前に人数をかける分、GKと1対1になったり、ウラを取られる場面も増える。そこをいかに管理できるかが大事になると思っていた。僕の強みは1対1だと思ってるので、そういう状況ではしっかり止めるつもりでやっていました。コミュニケーションも取れていたし、チームとしてやらないといけないので先週から改善できたと思います。ユースはチームの組織として出来上がっていたが、大学はいろいろな人が集まってきているので、チームとしての成り立ちが難しいところもある。その中で自分以外の10人といかに関わるか、後ろから人を動かせるかという部分を伸ばしていけるようにしたいです。
-Voice 関西大学・島岡健太監督
ひどいですね。止まったまま、ボールだけが動いているサッカーだった。モチベーションはあるのに、体が重いのか、ボールに関わろうとする動きが遅くて、相手ボールになったときに後手を踏んでいるから、止まってるように見えてしまう。HTに話をしたが、変わらなかった。ボールが前に行っているときに、少しでも関わろうとすればチーム全体が前に行く。だが、その関わりが止まって距離が生まれて、相手ボールのときに先手を取れるポジションになかった。気持ちも大事だが、それだけじゃなくやれるかどうかが残り試合大事になると思う。
-Voice 関西大学・前田晃一(DF)
得点できなかったのはしょうがないけど、後ろが抑えて勝ち点1を取れた。同志社のスタメンが予想と違っていたけど、55(杉山健太)が起点となって落としていたので、しっかりケアをしようとしたが、前半はそれがあいまいだった。後半は厄介な16(辻)が出てきたけれど、抑えきれたのは収穫です。でもセカンドを拾われて押し上げても落ち着かず、蹴っては取られての悪循環だった。相手を後ろ向きに下げようとして同志社のCBの背後を狙ってチャンスを作れたけど、決められなかった。前期は失点が多くて順位が上げられなかったが、後期は得点も取れているし、失点も少ないので継続できるようにしていきたい。自分はキックとヘディングが持ち味なので、その特長では誰にも負けないようにしたいです。次が本当に大事になるので、次のゲームまでの1週間でいい準備をしていきます。