Pickup Player 京都産業大・福永裕也(3年/京都橘高) 頭ひとつよりももっと抜きん出た存在となるために、課題を克服してストロングを磨く

6月1日から行われたU-21日本代表・欧州遠征メンバーに選出された京都産業大・福永裕也(3年/京都橘高)。Jリーグからも注目を集める関西屈指のアタッカーに遠征での手ごたえと、課題を聞いた。

抜群のスピードと馬力を見せる注目のアタッカー福永

3月の韓国遠征では1対1の場面で強みを見せ、手ごたえをつかんで帰国した福永は「大学のリーグ戦で結果を残せるかを見られている。数字を残せないと生き残れない」と気合い十分で関西学生リーグに臨んだ。しかし、途中出場も多かった中で残した2ゴール1アシスト(第9節終了時点)という成果には満足しておらず、「数字だけじゃなく、ピッチの中でのプレーも自分の良さは消えていたので、(欧州遠征は)招集外やろうなと思っていた」と半ば諦めていたが、再びメンバー入り。「呼ばれたからには絶対にやってやるという気持ちを持って行きました」と意気込んで欧州遠征に臨んだ。

仲間の動きを見ながらパスを狙う

ウズベキスタン戦ではスタメン出場を果たし、続くウクライナ戦では80分から途中出場。前回の韓国遠征時よりも「やれた」という感触をつかんでいた。「一対一の自分のストロングのところはしっかりみせれたかな。コミュニケーションも前回に比べて増えたので初招集の選手よりもチームの戦術にフィットしてできたと思います」と強みを活かしたプレーでの貢献を振り返り、「最後のゴール前の質っていうところは、今年に入ってずっと課題なのでそこを早く克服したい」とU-21代表で浮き彫りになった課題にも目を向けた。

大岩剛監督からはオフ・ザ・ボールの動きの部分に加えて、大学で結果を残すことが求められている。欧州遠征直後の関西選手権準々決勝では、カウンター狙いのローブロック中心の桃山学院大を相手に先制点を決めてチームに貢献し、「京産でなかなか力になれてなかったので、一目で分かる結果でチームの力になれたのは凄いプラスかなと思います」と笑顔を見せた。

激しいマークが付く中でも結果を残した

9月には名古屋でアジア競技大会が開催される。「アジアのオリンピック」とも呼ばれるこの祭典は、U-21日本代表にとっても落とすことができない大一番。「欧州遠征で2連勝できたので、チームとしてすごいいい形でアジア競技大会を迎えられる。個人としては、大会に呼んでもらえるように、しっかりと結果を残していきたいと思います」と抱負を口にした。

得点を決めた準々決勝では「死んでないぞ」というメッセージを込めたゴールパフォーマンスを披露した福永。代表に選ばれ、周囲の評価にさらされ続ける日々の中で様々な葛藤もあったに違いない。「頭ひとつではなく、二つ三つ抜けていると思われるくらい、もっと日常から練習を積んでいきたい」とさらなる飛躍を誓った。

妹尾とのパフォーマンスを笑顔を見せる
谷口健太

京産大体育会本部編集局(京産大アスレチック)を経てフリーカメラマンとして活動。
関西の大学を中心に撮影しています。

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