「アミノバイタル®」カップ2026 第55回 関西学生サッカー選手権大会 3位決定戦・決勝/ファイナルは互いに譲らぬ緊迫した展開でPK戦までもつれ込み、全員がPKを成功させた京産大が初優勝をつかむ。3位は阪南大に。

およそ一か月にわたり行われてきた「アミノバイタル®」カップ2026 第55回 関西学生サッカー選手権大会もいよいよ最終日。夏の関西王者に輝くチームはどちらになるのか。

決勝に先立って行われた3位決定戦は、ともに積極的にゴールを目指す展開になる。アグレッシブなシュートをまず得点につなげたのは大阪学院大だ。14分、FW肥後潤(4年/浜松開誠館高)とのパス交換で切り込んだFW橿本心(4年/流通経済大学付属柏高)が右足を一閃して先制点を奪う。阪南大も27分、左サイドからDF竹内海人(4年/今治東中等教育学校)がゴール前に入れたボールにFW坪井風汰(4年/東邦高)が頭で合わせて同点に。
後半も大院大が先手を取る。53分、MF中邑蕾羽(2年/神戸弘陵学園高)の直接FKに相手DFと競りながらもDF清水俊(3年/大阪学院大学高)が押し込み、再びリードを奪う。阪南大も相手の守備をこじ開けようと両サイドから果敢に仕掛けていくが、大院大も集中した守備で対応する。しかし90+4分、MF山田晃市(4年/四国学院大学香川西高)が左サイドで相手DFを次々とかわしてGKの逆を突くシュートを決めて土壇場で同点に追いつく。
3位決定戦は延長戦は行われず、即PK戦となる。二人が枠を外した大院大に対し、阪南大は一人が止められたものの、4人が成功。これにより阪南大が3位で大会を終えた。

ラストキッカーの平山がGKの蓮沼と笑顔でハイタッチ

関西王者を決める戦いは、拮抗した展開となった。立ち上がりから大阪体育大が力強い前進で相手ゴールへと迫るが、京都産業大はDF小野成夢(4年/愛媛FCU-18/清水内定)を中心に隙を作らず、守り切る。徐々に京産大も長短のパスを使って好機につなげていくも、大体大GK野村寛礼(3年/藤枝明誠高)の好守に阻まれて得点を奪うことができない。ともに譲らぬまま無得点で90分が終了し延長戦となるが、それでも勝敗がつかず、タイトルの行方はPK戦へと託される。2人のキックが枠外となった大体大に対し、京産大は全員が成功。3年連続の決勝進出で、念願の初優勝をつかみ取った。吉川拓也監督は「『このメンバーで歴史を作ろう』とみんなで話していた。ようやく優勝することができた」と達成感をにじませた。

チームの歴史を作る優勝を達成した京産大が、笑顔でカップリフト

《「アミノバイタル®」カップ2026 第55回 関西学生サッカー選手権大会 3位決定戦》
▽2026/06/28 14:30 Kick off – 万博記念競技場
大阪学院大 2-2(1-1/1-1/PK3-4) 阪南大
得点:’14 大院大/橿本心(肥後潤)、’27 阪南大/坪井風汰(竹内海人)、’63 大院大/清水俊(中邑蕾羽)、’90+4 阪南大/山田晃市

《「アミノバイタル®」カップ2026 第55回 関西学生サッカー選手権大会 決勝戦》
▽2026/06/28 17:30 Kick off – 万博記念競技場
京都産業大 0-0(0-0/0-0/0-0/0-0/PK4-2) 大阪体育大

蟹江 恭代

関西を中心に、大学サッカーの写真を撮ったり、記事を書いたりしています。

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