《ASTRO SPORTS presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会 決勝ラウンドGS 第3節》
▽2025/12/17 14:00 Kick off – 草薙総合運動場 陸上競技場
東洋大 1-2(1-0) 明治大
得点:’11 東洋大/岡部タリクカナイ颯斗(鄭志錫)、’72 明治大/真鍋隼虎、’90+3 明治大/真鍋隼虎(八巻涼真)
決勝ラウンドグループリーグステージ第3節・明治大vs東洋大の試合は、DF岡部タリクカナイ颯斗(1年/船橋市立船橋高)のゴールで東洋大が先制するも、FW真鍋隼虎(4年/名古屋グランパスU-18/藤枝内定)の2連弾で明治大が逆転勝利を収め、グループリーグを全勝で突破した。敗れた東洋大は3位となり敗退となった。
立ち上がりから主導権を握った東洋大はコンパクトにパスを繋ぎながら明治大を圧倒。相手陣内で幾度もファウルを誘い、セットプレーでも明治大を追い込んだ。10分、CKから生まれたこぼれ球を最後はDF岡部が押し込み先制。決定機を逃さなかった東洋大が先手を取った。
失点後、明治大は不要なファウルが続き、前半だけで15本もの直接FKを献上。相手の攻撃を防ぎ続ける時間が続いたが、自慢の堅守で追加点を許さず1点ビハインドのまま試合を折り返す。明治大・池上寿之監督は「プレッシャーがまず甘いのと、コンパクトになっていない」と分析し、DFラインを高くするように指示。さらに「ファウルが多かったので、相手にかわされたとしてもしつこくついて行って、泥臭くボールを奪う姿勢を見せてくれ」と選手たちに伝えた。ボールを収めることが出来ていなかったDF大野海翔(4年/浦和レッズユース)とFW久保原心優(1年/船橋市立船橋高)に替えて、後半からDF八巻涼真(2年/浜松開誠館高)とFW前澤拓城(3年/大宮アルディージャU18)を投入し、修正を図った。
すると明治大は前線のFW前澤を筆頭に、徐々に攻撃の機会を増やすことに成功。前半から維持し続けている堅守に加え、球際の厳しさが増したことで東洋大にシュートチャンスを与えない。そして72分、FW真鍋が相手の意表をついたミドルシュートを放ち同点に。FW真鍋は「全国大会は思いきりの良さが大事になると思う。シュートを打たないと入らないので、思いっきり振ろうとシュートを打ちました」と同点ゴールを笑顔で振り返った。
このFW真鍋の同点ゴールを皮切りに攻撃のボルテージを上げていく明治大。脳震盪で交代となったFW前澤に代わり65分に投入されたDF柴田翔太郎(1年/川崎フロンターレU-18)が相手ペナルティエリア内に切り込むと、相手DFのファウルを誘い直接FKを獲得。DF小泉佳絃(2年/青森山田高)が頭で合わせるが、東洋大GK磐井稜真(2年/東京ヴェルディユース)に防がれゴールには繋がらなかった。
そして90+3分、明治大が均衡を破る。DF柴田のサイドからの突破をきっかけに生まれたCKで、ファーサイドに流れたボールにDF八巻が頭で合わせると、FW真鍋が左足で流し込み逆転ゴールを決めた。これが決勝点となり、明治大は3連勝でノックアウトステージ進出を決めた。
出場チーム中、唯一の3連勝で準々決勝へ駒を進めた明治大だが、浮ついた選手はひとりもいない。「グループステージで負けたら日本一になれないと思っているし、全部勝って優勝するのが本当の日本一だと思う。でもまだ自分たちは何も成し遂げていないので、目の前の一戦で勝つという気持ちは皆んな変わっていないと思う」とFW真鍋は冷静に先を見据えた。彼らにとってここはあくまでも通過点。一戦一戦優勝への覚悟と向き合いながら日本一を目指していく。

