2024/12/18 全日本大学サッカー選手権決勝ラウンドグループリーグ第3節 阪南大vs新潟医療福祉大 フォトギャラリー/ハイプレスで阪南大の攻撃を封じた新医大が総理大臣杯の借りを返す大勝。首位で決勝Tへ

グループBの最終試合は総理大臣杯決勝と同カードである阪南大vs新潟医療福祉大となった。2連勝の新医大は引き分け以上でグループリーグ突破が確定するが、大臣杯のリベンジを果たすために目指すのは勝利のみ。対する阪南大は第1試合で桐蔭横浜大が勝利したため、突破には勝利が最低条件となった。

序盤から新医大のペースで試合は進んだ。前線から的確なコース切りとハイプレスで阪南大に仕事をさせない。さらに右サイドからFW青木友佑(4年/FC東京U-18)とMF松本天夢(4年/高崎経済大学附属高/長崎内定)の高練度の連携でボールを前に進めていく。すると25分、中盤でボールを奪うと最前線のFW吉田晃盛(3年/九州国際大学付属高)にボールが繋がる。キープしながらPA内までボールを運ぶと、巧みな切り返しでマークを外しそのまま先制ゴールを叩き込んだ。

攻め込まれる展開が続く阪南大だが、関西王者の意地を見せる。失点から6分後、GK市川泰壱(4年/藤枝明誠高)のロングキックを受けたFW中田有祐(2年/ベガルタ仙台ユース)が前線にボールを送り、FW金本毅騎(2年/セレッソ大阪U-18)が即座に反応。リーグ得点王としての実力を発揮して同点ゴールを決めた。

その後はスコアが動かずに前半を終えるかと思われたが、45+3分に新医大が再びリードを奪った。MF高足龍(3年/流通経済大学付属柏高)が自陣からロングスルーパスでMF松本に繋ぐと右足でクロスを放ちボールを供給。一度はクリアされたが、再び左足でゴール前中央にクロスを入れるとMF田澤夢積(3年/青森山田高)がダイレクトでゴールを決めて試合を折り返した。

阪南大はHTで前節で2G1Aを記録したMF松本楓悟(3年/阪南大学高)とDF川端元(2年/履正社高)に変えて、MF松井匠(3年/高知高)とMF森村俊太(3年/京都先端科学大附属高)を投入。

後半も先にゴールネットを揺らしたのは新医大。62分にMF田澤のインターセプトからMF松本がボールを受けるとテンポよくMF高足、FW吉田に繋ぎPA右から今大会4点目のシュートを決めてリードを広げる。その後も新医大は流れを切らさず、72分には敵陣でボールを奪ったDF細井響(3年/習志野高)が相手DFをかわして4点目を決める。さらに4分後、セカンドボールを奪いパスを受けたFW吉田がスルーパスでMF上之平暉羅(3年/ジュビロ磐田U-18)に繋ぐと相手GKをかわして5点目を叩き込んだ。

4点のリードを許した阪南大だが、85分に追撃。DF野瀬翔也(4年/東邦高)のアーリークロスをFW金本がワンタッチで落としたボールをMF森村がダイレクトで合わせて2点目とする。諦めない阪南大はすぐさまボールを持って自陣に戻り攻撃に備えた。

しかし90+2分に新医大はFW漆舘拳大(2年/北海道コンサドーレ札幌U-18)のスルーパスを受けたMF若林来希(1年/尚志高)のシュートは相手GKに弾かれるも、こぼれ球をマイナス方向に戻しFW漆舘が柔らかいシュートでダメ押しゴールを決めて6-2で試合を終えた。

高い運動量とシュート総数21本で阪南大を圧倒し、大臣杯の雪辱を果たした新医大は首位でグループリーグを突破。阪南大は夏の王者として2得点の意地を見せたが、惜しくもグループリーグ敗退で幕を下ろした。

2024/12/18 全日本大学サッカー選手権決勝ラウンドグループリーグ第3節 阪南大vs新潟医療福祉大 フォトギャラリー/ハイプレスで阪南大の攻撃を封じた新医大が総理大臣杯の借りを返す大勝。首位で決勝Tへ
谷口健太

京産大体育会本部編集局を(京産大アスレチック)を経てフリーカメラマンとして活動。
関西の大学を中心に撮影しています。

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