2025/09/07 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント準々決勝 関西学院大vs京都産業大 フォトギャラリー/今年3度目となった対戦は、関学大が小西の勝ち越し弾で死闘を制し、準決勝進出

《2025年度 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント準々決勝》
▽2025/09/07 14:00 Kick off – セイホクパーク石巻フットボール場
関西学院大 2-1(1-0) 京都産業大
得点:’17 関学大/内田康介(山本楓大)、’65 京産大/高川諒希(滝口晴斗)、’67 関学大/小西春輝

関西学院大と京都産業大は、前期リーグ戦ではスコアレスドロー、関西選手権では2-0で京産大が勝利しており、今季3度目の対戦となる。

拮抗した序盤の展開を破ったのは関学大。DF山本楓大(3年/サガン鳥栖U-18)が出したパスに反応したMF内田康介(2年/名古屋グランパスU-18)がうまくスペースへ入り込み、ニアを撃ち抜きゴール。今年二度の対戦で、京産大から得点を奪えていない関学大が、先制する。

追う立場となった京産大は後半頭からMF山村朔冬(2年/帝京長岡高)、FW高川諒希(1年/カターレ富山U-18)を、58分にMF滝口晴斗(3年/サンフレッチェ広島F.Cユース)、64分にはMF末谷誓梧(3年/セレッソ大阪U-18)と積極的に交代カードを切り、攻撃の圧を強めていく。それが実ったのが、65分。反対サイドからのロングパスにMF滝口が追いつくと、ゴール前にクロス。これをFW高川がヘッドで合わせて試合を振り出しに戻す。だが、失点後のキックオフの流れから関学大はロングパスを中央でMF三宅凌太郎(4年/帝京長岡高)がトラップして前進しようとしたところを京産大DFに跳ね返されるが、そのこぼれ球を拾ったFW小西春輝(4年/サガン鳥栖U-18)がグラウンダーのシュートを決めて、再びリードを奪う。「凌太郎がうまく抜け出して、自分に転がってきたので、左利きなので持ち替えようかと思ったけど、GKが倒れているのが見えたので、逆足で振ったら入りました」と小西は殊勲のゴールを振り返った。

京産大も76分にMF滝口のドリブル突破からゴールかと思われたが、ここはオフサイド。終盤には高さのあるDF小野成夢(3年/愛媛FCU-18)を前線に上げて得点を狙うが、GK宮本流維(4年/名古屋グランパスU-18)のビッグセーブをはじめとした関学大の集中した守備を崩せずにタイムアップとなった。京産大・吉川拓也監督は「決定的な場面で仕留めきれるかどうかが勝敗を分けた」としつつも、「自分たちのスタイルは最後まで貫いてやれた」と手応えも口にする。

別会場で関西大が新潟医療福祉大を延長で降し、準決勝は東北の地で行われる”関関戦”となるため、白熱は必至。ライバル校に勝利するためにも「しっかり準備してやるしかない」と関学大・早崎義晃監督は力を込めた。

2025/09/07 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント準々決勝 関西学院大vs京都産業大 フォトギャラリー/今年3度目となった対戦は、関学大が小西の勝ち越し弾で死闘を制し、準決勝進出
蟹江 恭代

関西を中心に、大学サッカーの写真を撮ったり、記事を書いたりしています。

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