2013年度 第91回関西学生サッカーリーグ 第15節・関西学院大-神戸国際大の監督・選手コメントです。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
勝ち点3を取れなかったのは、自分たちの準備不足。神国のカウンターへの対策はしていたが、意外性のあるシュートやセットプレーのチャンスで得点するという部分をもっと厳しくやらなくてはいけなかった。自分たちに甘さや隙があったということを痛感しています。
前半はサイドからの攻撃に対して相手が中を固めていたので、中に入っていく枚数が少なく外に追い出されていた。後半はシステムを変えて中で組み立てるために、中の人数を増やした。今週は練習の中で中途半端な部分も出ていたりした。そういう様々なことをのを乗り越えて連勝できなかったのは、神様にもっとしっかりやれと言われたということ。今日の結果を反省して、次に生かせる準備をしたい。
-Voice 関西学院大学・沓掛勇太(DF)
相手が守ってくることはわかっていたが、サイドを破れる場面はあった。そういうところでの中への入り方や、ボランチの関わり方が足りなかった。DFを釣る動きに工夫がなく、シュートを打てる場面でパスしてしまい、向こうとしては守りやすかっただろう。シュートを増やしつつ、相手の出てきたところを使うようにしたかった。後半は後ろは3枚にして、前に早めにボールを入れていこうとした。ゴール前に相手が多い分、チャンスでパスコースが変わったり、入っていくのが遅れていた。もっとサイドにつけて空いているところを使ったり、中から攻めたりという使い分けをした方が良かったかなとも思う。
以前はファーストディフェンスはいけていても、2次3次の攻撃で失点していた。そこでの準備の部分が良くなってきたことが、後期になって失点が少なくなってきているのにつながっていると思う。今年だけじゃなく、関学は勝たないといけない試合で勝てていないことが多い。甘さがあったり、雰囲気の部分は練習の中でしか変えられない。来週の試合もIリーグもひとつひとつを大事にして、上を向いて結果を求めていく。
-Voice 神戸国際大学・臼井仁志監督
ハラハラする場面もあったが、守備を徹底してやろうというゲームプランのとおりにやれた。だが、勝ち点3を取ろうというのが目標だったので、勝ち点1に終わり嬉しさと残念さが半々です。カウンターの質をもっと高めたい。前にボールが入ったとき、単調で一発で終わってしまう。ボールを奪った後に、全力で走って絡んで追い越して行くことができていない。スイッチを入れようとするところでまた奪われてしまうことが課題です。夏に選手と話し合って、合宿では守備から立て直そうと意識を統一してきたことが、後期に繋がっている。ボールを奪い切ること、そこを徹底することが持ち味になっていると思う。
次は関大戦なので、選手たちも闘志を燃やしている。(前監督の)廣田さん(関大コーチ)に対して、前期とは変わったという部分を見せられたらと思います。