第61回全日本大学サッカー選手権大会 1回戦・鹿屋体育大-高知大の監督コメントです。
-Voice 鹿屋体育大学・井上尚武監督
前半は高知大が取りに来なかったので、4枚のDFでしっかりコントロールして試合を進められた。後半は攻め込まれ、良くなりかけたところもあったが奪った後に相手に渡ってしまう場面が多かった。作りの中でのパス出しが遅い。もっと速く強いパスを出さなくては。坂田をCBにしたのは予定どおり。勝っている時は4-1-4-1にして代田をひとつ前に出すというプランだった。GK以外はいろんなポジションをやらせているし、システムを変えたことで相手も戸惑っていたようだ。専修は速いし上手い。DFで前から行くときとブロックで守るときをはっきりさせて、サイドで奪って仕掛けていきたい。ミスを減らすことがまずは一番大事。ミスからつかれてやられないように気をつけてやりたい。
-Voice 高知大学・野地照樹監督
キャプテンの山部がインフルエンザで出場できず、渡部もインフルエンザから復帰したばかりで、コンディションが戻っていなかった。前半の立ち上がりに失点したものの、1失点に抑えられてまずまずだったが、後半も立ち上がりにも取られてしまった。いい展開から追加点を取れるチャンスもあったけれど、そこで決めきれなかった。勝負は甘くないということだ。4回生が多いチームなので、山部が2回戦に戻って来られるように頑張ろうと雰囲気は良かったが、思うような試合が出来なかった。ハーフタイムに特別なことは何も言っていない。ただ「自分らのサッカーをしよう」と話しただけ。
最近はJに行ってもおかしくないような選手が大学に進学してくるので、うちのような国立大学はなかなか厳しい。だが、一人一人が高い意識で取り組んでくれる。Jリーガーを多く輩出する大学ではないが、皆が卒業してからもサッカーにかかわっていってくれることは高知大の誇れる部分だと思う。