2012年度 第90回関西学生サッカーリーグ 第16節・大阪産業大-関西学院大のスタッフ・選手コメントです。
-Voice 大阪産業大学・全 信俊コーチ
前半は勢いもあった。前から行っている時に、中盤とボランチ、FWの縦関係の距離感が良くて、そこから効果的にカウンターを仕掛けられて、相手ゾーンに侵入した時にいい距離でやれた。浮いたポジションをどう掴みきるかというのが後期の課題になっている。今日も前半の途中からずらされて、上手くつかみきれなかった。関学が後手を踏んでいるのに気付いて、20(小幡元輝)を投入したことで、空いたスペースを埋められて、20、26(小林成豪)を掴めなくなってしまった。先週の大敗から上手いこと立て直そうというのはあったし、ネガティブにならずに好転する兆しも見える試合だった。去年に比べたらポジティブになれるところはある。メンタルを見直そうとやってきて、今日は最後まで追いかけることができた。
-Voice 大阪産業大学・川西 誠(FW・ゲームキャプテン)
前半は全体をコンパクトにして、プレスのかけどころはかけていって、上手くはめることができた。だけど、途中からそれが出来ずに孤立してしまい、スペースを使われてしまった。後半は勝っている中でのサッカーが上手くやれずに、難しかった。2点めを決めることができていれば違う流れになっただろうし、チャンスで決められなかったことが悔しい。立命に大敗して、話し合って切り替えるしかないと全員で練習から厳しくやってきたことで、今日の試合にはいい形で入れた。手ごたえはあったが、あとちょっとの差が詰め切れなかった。結果は出なかったけど、次につながるゲームはやれたと思う。次の阪南には前期はいい内容でやれたが、とにかく謙虚に頑張ります。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
せっぱつまっている状況なのに、ぬるい雰囲気で試合に入って失点してしまった。ひっくり返したと思ったら退場してしまい、危ない場面も何度も作られて、まだまだだと思った。日ごろやっていることしか、試合の中では出せないのだから、日々の練習をもうちょっと集中させて厳しさをもってやらないとダメだなと痛感した。90分とおしてミスもあるし、相手を上回る集中で全力を尽くすということができていない。だから勝ったり負けたりしてしまう。関学サッカー部の毎日の活動からそういう部分が出ているのだと思う。ちょっとしたことから手抜きせず、しっかり取り組んでいきたい。相手に関係なく、しっかりと自分らでゲームをコントロールできるようにしたい。
-Voice 関西学院大学・山内一樹(FW)
今日はアップの雰囲気から良くなかった。そういう目に見えないところで空気を乱していることが、今の順位になっていると思う。悪いなりにも無失点で前半を終えられたら良かったが、そうできないのが自分たちの甘さだし、もっと1週間の練習を大切にしないといけない。相手が蹴ってくるのでリズムが作れずに慌てていたが、ハーフタイムに落ち着いてコンパクトにプレーしよう、割り切ってやらないといけないと気持ちを合わせてやれた。横で呼ばれていたのは分かっていたが、ゴールの場面はエゴを出して打っていきました。10人になってからは相手もCBを一枚上げてきていたので、プレスに行く位置を落として井林と(岡崎)太一を中心にして守り、ボランチもその近くでボールを拾ってくれた。前も森岡がしっかり追ってくれて、全員で守備をすることができたので勝ち点3が取れたと思います。