Pickup Player 桃山学院大・田村遊吏(3年/履正社高/水戸内定) 夢を叶えたここがスタートライン。憧れの存在である毎熊へ近づくためにも、大学でさらなる成長と努力を誓う

水戸ホーリーホックは、7月1日に桃山学院大MF田村遊吏(3年/履正社高)の2026/27年シーズン(2027/01月)加入内定を発表した。

「昔からプロサッカー選手になる夢を持っていたので、まずそれが叶ったことは嬉しいですが、まだまだここからがスタートライン。残りの大学生活でさらに成長してプロの舞台をスタートできたらなと思います」と謙虚に内定の喜びを口にする田村。昨年の夏に練習参加した大分トリニータからもオファーを受けていたが、春先の水戸での練習参加で「守備もしつつ、前に行く回数は多く作れたしチャンスも多く演出できた」と手応えをつかむと、『J1の舞台で勝負したい』という強い思いで、水戸への入団を決意。1年前倒しでJの舞台に進むという決断には、ロサンゼルスオリンピックが2028年に開催されることも大きな影響を及ぼしている。

田村は「オリンピック出場や代表を目指す上で、J1でチャレンジできるというのは自分の中でも大きいと思いました。大学に残ってプレーするよりも、Jリーグで結果を残せたら五輪代表も見えてくる。1年早く行くことに決めました」と、同学年の仲間よりも一足先に次のステップに進む覚悟を語る。「同世代や年下の選手が代表に選ばれている状況で、自分も選ばれたいという思いは強くて、ロス五輪に出場すればA代表選出にもつながっていく。まずはそこを目標にして頑張っていきたい」と力を込めた。

履正社高校時代には主力DFとしてプレミアリーグWESTで活躍し、毎熊晟矢(AZアルクマール)に憧れて桃山学院大に進学。1年生ながら開幕戦に途中出場してデビューを果たすと、後期からはスタメンに定着。桃山大が1部リーグに復帰した2年生のときに、父である田村直弘氏が監督に就任。監督からの「スピードあるから縦に行け」とアドバイスを実行に移すと、サイドでの突破力が飛躍的に向上。「自分でも意識してプレーしたら手応えを結構感じました」と振り返るとおり、2得点7アシストの活躍でチームに大きく貢献。関西学生リーグの優秀選手として表彰され、デンソーチャレンジカップの関西選抜にも選出される飛躍の年となった。「父がプロでの経験を自分に伝えてくれるというのは自分の成長に繋がりますし、影響は大きかったかなと思います」と感謝の思いを躍進につなげた。

サッカー選手になるという夢を叶えた田村は「水戸では若いからこそチームに活力を与えれるような選手になりたい」と1年目からの活躍を誓い、次の夢に『日本代表』を挙げる。「次は、日本代表。やっぱり日本代表が一番です。これからがスタートラインなので、それを叶えれるように日々努力して頑張りたいです」と意気込む。憧れである毎熊と同じ舞台に立つためにも葵の戦士として成長し、日の丸を背負う選手へと羽ばたいていくことを期待したい。

谷口健太

京産大体育会本部編集局(京産大アスレチック)を経てフリーカメラマンとして活動。
関西の大学を中心に撮影しています。

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