2012年度 第90回関西学生サッカーリーグ 第１７節・桃山学院大－関西学院大の監督・選手コメントです。
－Voice 桃山学院大学・楚輪 博監督
よく追いついたのだが、２－２になっても勢いが関学にあった。うちは首位を守ろうとしていたのか、目に見えない部分でやれていなかった。今、この順位にいるのは前期の貯金があったからなので、これから自分らの力で勝ち上がらないと優勝したいとか、インカレに行きたいというのは実現できない。実力が問われるのはここからだと思う。積極的に勝つサッカーをしなくては、インカレは勝ち取れない。上位とはこれから当たっていくし、ちょうどいい。一つ一つ結果を出して、自分らでもぎ取れるようにしなくては。
－Voice 桃山学院大学・面家康生（ＭＦ・主将）
いつもなら後ろから繋ぐけど、今日はグラウンドを考えて蹴っていこうという意識でやっていた。後ろの処理が中途半端になっていたのを相手は狙ってきていて、前から奪われて走られていた。関学が頑張ってくるところで逃げたらいいのに、繋ごうとして判断ミスをしてしまい、向こうの思うつぼになっていた。他の上位が皆勝っていたし、今日は負けられない試合というのはわかっていた。追いついたけど、前に追い越すプレーや人数をかけた分厚い攻撃が出来ていなかった。２失点めは交代で入ってきた選手に対し、ずれるところを冷静に入れ替われておらず、その混乱を突かれてしまった。そういうところはしっかり直さないといけない部分です。どこのチームも負けているし、たまたま桃山はそれが今日だっただけ。次に勝てばまだまだチャンスはある。切り替えて全員で頑張って１からやっていきます。
－Voice 関西学院大学・成山一郎監督
桃山のＣＢは跳ね返す力が強い。前半はそこで跳ね返されてセカンドを拾われ、押し込まれていたが、普段のゲームに比べたら厳しく当たりに行っていたので、後半につながると思っていた。攻撃では前半、山内にぶつけて無理に前に行こうとして、単発な攻撃になっていた。サイドに展開して押し上げてやろうと言うのをハーフタイムには確認し、後半はそれを立ち上がりから出せていたと思う。これで上位に食いついて行けるポジションまで来れた。可能性がある限り、インカレ出場を諦めずに戦う。他のチームの状況は関係なく、毎試合全力でやるだけです。
－Voice 関西学院大学・呉屋大翔（ＦＷ）
とりあえず点を取ってこいと言われてゲームに入った。１点めは、フリーだったので、上手く決められました。２点めはロスタイムだったし、（福原）翔太さんが上げてくれたから負けられない気持ちで競っていったら、上手く決まりました。桃山も関学も蹴っていてＤＦと中盤の間が空いていたので、そこで受けられたらチャンスも作れると思っていた。時間もあったので、楔に入ったりしながら決めようと考えていたが、入ってすぐに取れたので楽にやれました。自分はスピードも背もないが、先に動き出すことやボールがないところでの動きで特徴を出したい。目に見えないところを頑張って得点を取れるようにしたいし、どんな形でも点を取ることは負けたくない。インカレに行くにはもう落とせないし、今日は負けたくないという全員の気持ちは関学の方が強かったんだと思います。
