2012年度 第90回関西学生サッカーリーグ 第11節・関西学院大-大阪体育大のスタッフ・選手コメントです。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
ここ3戦、セットプレーでやられている。体大は自信をもってセットプレーに入っていたし、うちももっと練習してセットプレーに臨めるようにしなくてはいけない。前半はウラを取りたいが跳ね返されて、相手のFWにぎりぎりのプレーをされていた。平山と小幡を入れて、もうちょっと体大の長所を出させないようにしようとした。だが、ゾーンで相手のウラを狙うのか、ブロックの中でボールを動かすのか、どっちつかずに終わってしまい、攻撃も迫力がなかった。総理大臣杯へのモチベーションもあるし、大会に向けて厳しく練習して力を伸ばさないといけない。全国で戦えるチームとするために、2週間を大事に使いたい。
-Voice 関西学院大学・横江 諒(GK・ゲームキャプテン)
ずっとセットプレーで失点している。練習をやってはいるのだが、淡々とこなしているだけなので、それがそのまま試合に出ている。練習からもっと見直さないといけない。どういうサッカーをするのか、自分たちでやれていない。ベンチから言われてやっとやれている。どういう状況かわかってやれればかみ合ってプレーできる。やらなくちゃと一生懸命になるのは関学のいいところでもあるけど、視野が狭くなってしまうというのもある。落ち着いて状況をよく見てプレーすることが必要だと思う。それをやらせるのが4回生の仕事でもあるので、もっとできるようにならないといけない。こういう試合を引き分けたり、ひっくり返したりできる力が後期には必要だし、前期はその力が足りなかった。気持ち強く持てるようになったのが徐々に出ているし、大臣杯でしっかりと力をつけられるようにやっていきたい。
-Voice 大阪体育大学・坂本康博総監督
ラッキーな形で先制できたが、動きは良くなかった。先制されていたら、ボロボロだっただろう。同志社戦を見て、関学が縦に走らせるようにチームを変えたのことはわかっていたが、今日は気温高いからへばるだろうと思っていた。相手は体力がなくなって中盤を作ってきたので、ゆとりはできた。山口、山本がケガで、馬場も教育実習明けでコンディションが良くない。伊佐も連戦で疲労があった。勝負の中でリーダーシップをとるヤツがおらず、声がない。それでも、濱上がいたらプレーで示せるので、そういう気持ちになれる部分はあるので大きい。選手たちが考えているほど総理大臣杯は甘くない。相手も必死になってやってくる。プライドを持って戦って欲しいが、厳しい戦いになるだろう。
-Voice 大阪体育大学・姫野昂志(GK)
先週、教育実習から帰ってきて、リーグでは結果も出ていなかったので、チーム的には重い雰囲気だった。ずっと準備はしていたので、出られたら流れを変えようと思っていたし、先発して1-0だったので、結果が出せてよかった。これまでは、チームとしてやろうとしていることが全然できておらず、ゲームの流れのままに相手に合わせてしまい、自分たちの狙いでサッカーがやれていなかった。今日はやることもはっきりしていたし、前半に点が取れたことで徹底してやれた。決定的なピンチもなかったので、これをつづけていかないといけない。後半、受け身になるところもあったし、そこをもっと改善しなくては。悪い流れで失点しないよう、しっかりと声をかけてやっていきたい。総理大臣杯はトーナメントなので戦い方も違うが、全員で連覇できるように、1試合ずつ頑張って戦います。