3月15日にウェーブスタジアム刈谷にてDENSO CUP SOCCER 第25回大学日韓(韓日)定期戦が行われた。前半ATに先制した全日本大学選抜は、57分に失点を許すも66分にロングスローに合わせたDF小川遼也(筑波大3年/カターレ富山U-18)が決めて2-1に。小川の決勝ゴールを守り切り勝利を掴み、大会5連覇を成し遂げた。
立ち上がりからFW北浜琉星(中央大3年/アビスパ福岡U-18/福岡内定)とFW平尾勇人(日本大3年/四日市中央工業高/東京V内定)のJ内定組による攻撃で相手ゴールを脅かした全日本だったが、10分以降は全韓國大学選抜の猛攻を凌ぐ展開が続く。22分、左サイドから相手の侵攻を許しゴールに迫られるが、GKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大3年/流通経済大学付属柏高/京都内定)がコースを限定して見事シュートをブロック。その後の相手CKも、見事なキャッチングで切り抜けた。防戦が続いた全日本。しかし前半終了間際に均衡を破った。45+2分、右ペナルティエリア前方でFKを獲得するとDF中村琉聖(東洋大3年=横浜FCユース)がゴール前にボールを放ち、平尾が頭で合わせて先制。「セットプレーの部分は自分に任せてもらってて、低いボールにはしっかり突っ込むというのを考えていた」と平尾が振り返る、狙いどおりのゴールとなった。全日本は苦しい中で掴んだチャンスを逃さず1点リードで試合を折り返す。
1点を追う全韓國の猛攻により、後半、全日本はなかなか攻撃を仕掛けることができない。さらに57分、スピードに乗った相手の中央突破に対応しきれずDF梅津龍之介(法政大3年/鹿島アントラーズユース)のファウルからFKを献上。ファーサイドに送られたボールの折り返しを詰められ失点を許してしまう。さらに全韓國は変則的なハイプレスを仕掛けて全日本を苦しめる。「自分でも中々見たことがないハイプレスで来たので、中々対応できなかった」と小川が話したように、自陣からボールを繋ぐことができない全日本は、ミドルサードでのボールロストが目立つ悪戦苦闘の時間が続いた。
流れを変えたい全日本は、61分にMF真田蓮司(関西大3年/東山高)に代えてMF古谷柊介(東京国際大3年/日本体育大学柏高/柏内定)を投入。すると66分、中盤から流れを変えた全日本は右サイドでスローインを獲得。前田快(神奈川大3年/大手前高松高/福岡内定)がロングスローでゴール前にボールを送ると小川が頭で合わせて勝ち越し点を決めた。殊勲の小川は「ロングスローは前日も練習していたので狙いどおりではあった。でも快のロングスローがあそこまで飛ぶのは想定外でした」と驚きと喜びを交えながら、ゴールシーンを振り返った。その後も全韓國に苦しめられる時間が続くが、リードを守り切り試合終了。全日本が見事5連覇を成し遂げた。
決勝ゴールを挙げて大会MVPに選ばれた小川は「自身としては初の国際試合で、日の丸を背負って君が代を歌うのが初めてだったので胸に来るものがありました。自分が目指している高い舞台というのは、こういうヒリヒリした中で、どれだけいつものパフォーマンスをいつも以上に出せるかだと思うので、この経験を無駄にせずに頑張りたい」と熱い気持ちを語った。
表記の学年は試合日のものとなります。
