《2025年度 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント1回戦》
▽2025/09/03 11:00 Kick off – セイホクパーク石巻フットボールフィールド第1
関西学院大 2-1(1-1/0-0/1-0/0-0) 産業能率大
得点:’12 産能大/柴山優汰(保竹駿斗)、’45+1 関学大/棟近禎規(山本吟侍)、100+1 関学大/三宅凌太郎(PK)
今年も総理大臣杯が開幕。1回戦は東北にしては気温が上がった中での開催となり、タフな戦いが各地で行われた。
関西学院大vs産業能率大は昨年度のアットホームカップ決勝でも対峙しており、両チームその時に出場していたメンバーも存在している。Iリーグを経てトップチームへと育っていったプレイヤーたちも全国の舞台で再戦となった。
強風の影響を受けつつも序盤は一進一退の攻防となる。試合が動いたのは12分。産能大がMF保竹駿斗(3年/静岡学園高)の右CKをゴール前でDF柴山優汰(4年/JFAアカデミー)がヘッド。ポストにあたったボールはゴール内側にこぼれて、先取点とする。関学大はビルドアップからチャンスを作ろうと模索するが、なかなかシュートまで持ち込めない。しかし45+1分、左サイドからMF木場拓実(4年/桐生第一高)がファーへと上げたクロスを産能大がヘッドでクリアしたところを、FW山本吟侍(2年/高川学園高)が一人かわして中央へパス。これをMF棟近禎規(2年/興國高)が決めて、関学大が試合を振り出しに戻す。
後半には両チーム、交代選手を入れて試合の打開を図る。産能大はDF丸山スレイマン寿潤(4/成立学園高)とMF岩崎大翔(3年/熊本県立大津高)のロングスローから関学大ゴールへと迫るが、得点には繋がらない。一方の関学大も後半終了間際に連続でCKを獲得し、産能大ゴールを脅かすもののゴールはならず、勝負は延長へともちこされた。
すると延長前半、DF山本楓大(3年/サガン鳥栖U-18)の縦へのパスに抜け出したMF篠原駿太(4年/神村学園高)が抜け出そうとしたところを倒されて、関学大がPKを獲得。これを主将MF三宅凌太郎(4年/帝京長岡高)がしっかりと決めて、逆転に成功する。このリードを守りきった関学大が2回戦へと駒を進めた。

