《2025年 第103回 関西学生サッカーリーグ第8節》
▽2025/05/17 11:30 Kick off – 三木総合防災公園陸上競技場
阪南大 3-1(1-0) 大阪学院大
得点:’9 阪南大/金本毅騎(松井匠)、’47 阪南大/松本楓悟(中田有祐)、’67 阪南大/松井匠、’73 大院大/青木玲(鈴木仁也)
天皇杯予選により一時中断となっていたリーグ戦が11日ぶりに再開。曇り空の中、第8節・阪南大vs大院大の一戦が三木総合防災公園陸上競技場で行われた。序盤から阪南大ペースで進んだゲームは、73分に大院大が一矢報いたものの、リードを守りきり3-1で阪南大が2試合ぶりの勝利を収めた。
阪南大は開始直後からサイドを起点に攻撃を展開し、早々に試合を動かした。9分、MF松井匠(4年/高知高)が左サイドを駆け上がりゴール前にボールを送ると、走り込んでいたFW金本毅騎(3年/セレッソ大阪U-18/C大阪内定)がシュートを放ち先制弾を決めた。昨年得点王に輝いたFW金本だが、今季はここまで無得点。試合後には「やっと決めれた」と喜びを噛み締めた。その後もリーグ開幕からコンスタントに出場を続けるMF松井空音(1年/帝京大学可児高)や主将MF櫻井文陽(4年/阪南大学高/群馬内定)らの速いパスワークからチャンスを量産した。
開始直後は守りに徹していた大院大も、負けじと攻撃を仕掛け始める。20分にFW北田統士(4年/大阪学院大学高)がサイドでスルーパスを受けるとペナルティエリアに侵入しゴールに迫った。その後もMF山中奨(4年/米子北高)が放ったロングボールにMF庄大空(2年/静岡学園高)が反応。ゴール前でボールを受けシュートモーションに入るが、阪南大DF川端元(3年/履正社高)の堅守でシュートを放つことができない。両チーム激しい攻防を繰り広げて試合を折り返した。
47分、阪南大は大院大GK加藤里玖都(1年/香里ヌヴェール学院高)のクリアミスをFW中田有祐(3年/ベガルタ仙台ユース/仙台内定)が見逃さずに反応。冷静にゴール前へボールを送るとMF松本楓悟(4年/阪南大学高)がダイレクトシュートを放ち2点目を決めた。さらに65分、MF松本が放ったクロスから生まれたこぼれ球を、MF松井(匠)が押し込み3点目とリードを広げる。
3点を追いかける展開となった大院大は、ワンタッチで捌いてボールを前に運んでいく。テンポのいいパスワークで阪南大を苦しめると、72分、前線でのインターセプトで奪ったボールをつなぐと、最後はFW青木玲(4年/大阪学院大学高)がゴール左隅に押し込んで1点を返した。喜ぶ間もなくリスタートする大院大だが、2点差をひっくり返せず試合終了。1-3で敗北した大院大は11位まで順位を落とすこととなった。勝ち点が11となった阪南大も、得失点差により順位は7位に留まっているが、金本は「良くはないけどこっから全部勝てばいいだけの話」と強気の姿勢をみせた。
