2024/12/17 全日本大学サッカー選手権強化ラウンドグループリーグ第3節 京都産業大vs新潟経営大 フォトギャラリー/新経大が終盤に逆転するも、ラストプレーで同点に持ち込んだ京産大が決勝トーナメント進出を決める

ここまで2連勝と、引き分け以上でグループリーグ勝ち抜けが決まる京都産業大は、開始早々の1分、DFラインの裏へと出されたボールを競り合ってこぼれたところを、MF山村朔冬(1年/帝京長岡高)が決めて先制する。14分に攻守の要であるMF伊藤翼(2年/セレッソ大阪U-18)が痛んで交代するアクシデントがありながらも、DF楠瀬海(4年/高知高)、DF滝口晴斗(2年/サンフレッチェ広島F.Cユース)の両SBの走力を生かした攻撃からチャンスを作ると、30分に滝口のクロスが新潟経営大のハンドを誘い、PKを獲得。DF横窪皇太(4年/金光大阪高/宮崎内定)がこれを決めて、京産大が2点をリードして前半を折り返す。

新潟経営大は後半、丁寧にパスを繋ぎながらリズムを作り、徐々に主導権をつかむ。MF白井敬(4年/三菱養和SCユース)やFW仲野愛斗(4年/敬愛学園高)が積極的なプレーでルーズボールを奪い、相手ゴールへ迫る回数を増やしていく。75分に直接FKを得ると、一度は壁がはじいたボールのこぼれ球をMF白井が決める。この得点で一気に流れを引き寄せると、85分には抜け出したFW嶽本海吏(4年/新潟工業高)が倒されてPKに。これを仲野が落ち着いて決め、同点とする。さらには88分にCKのこぼれ球を再びMF白井がゴールへ叩き込み、ついに逆転に成功する。

この試合に敗れた場合、ノックアウトステージ進出は東京国際大の結果次第となってしまう京産大は、最後に地力を発揮。90+5分に右からのクロスをFW菅野翔斗(4年/サンフレッチェ広島F.Cユース)が折り返したところを、MF田中寿宗(3年/東山高)がヘディングで合わせて土壇場で同点とし、勝ち点1を獲得。自力で決勝トーナメント進出をつかみ取った。

2024/12/17 全日本大学サッカー選手権強化ラウンドグループリーグ第3節 京都産業大vs新潟経営大 フォトギャラリー/新経大が終盤に逆転するも、ラストプレーで同点に持ち込んだ京産大が決勝トーナメント進出を決める
蟹江 恭代

関西を中心に、大学サッカーの写真を撮ったり、記事を書いたりしています。

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