8年ぶり9回目の優勝を飾った阪南大を率いるのが、主将の野瀬翔也だ。今シーズン序盤は失点も多く苦しんだが、”仕掛けて崩す”阪南サッカーの守備を統率し、総理大臣杯で11大会ぶり3回目の日本一を掴むと、その勢いを落とすことなく混戦の関西学生リーグを勝ち取った。
-優勝おめでとうございます。
「勝って決めたかったって気持ちはあるんですけど、引き分けでも優勝に近づけるっていう状態にできたことはよかったです」
-自分たちのどういう成長が優勝につながったと考えていますか?
「北條(貴紀)コーチもチーム内の競争は言っていて、レベル高く練習から質を高くやってきたことが、この結果につながったと思います。切磋琢磨する中で、危機感を感じながら日々練習をやれていました」
-総理大臣杯で日本一になってから、すぐにリーグ戦もスタートしましたが、うまく切り替えて臨めましたか?
「タイトル取って緩むことはなかった。色々メンバーも変わって、ちょっと難しい時期もありましたけど、その時に出てる選手が結果を残して苦しい試合を勝てたことは大きかったです」
-今シーズン、リーグではうまくいかない時期もありましたが、総理大臣杯とリーグのタイトルを取れたのはチームとしてどんな変化があったのでしょうか
「勝ちに貪欲になったというか、 負けを嫌うチームになりました。リーグで最初勝てなかったときも、ロッカールームでいいい言葉が選手内で飛び交ってたし、このままずるずるいくっていう感じはしなかった」
-序盤のつまづきから、立て直せるきっかけはあったのですか?
「フォーメーションを4バックに戻したことは大きかったと思います」
-これで今年は2つタイトルを取ったことになります
「目標として3冠は掲げてましたけど、ほんとにできてるんだという気持ちです(笑)。ここまで来たら、最後インカレも取るしかないです」
-取れそうですか?
「北條さんも常に慢心はよくないって言ってるんですけど、いい意味で自信はついてきてるんで、取りたいです」