2011年度 第89回関西学生サッカーリーグ 第16節・同志社大-京都学園大のスタッフ・選手コメントです。
-Voice 同志社大学・望月慎之監督
立ち上がりは良かったが、徐々に攻めが雑になり、出足が遅れてしまって前半終了時には五分五分の状態だった。本人たちはやっているつもりでも、スピードがなく、ポジションの修正も遅い。選手たちは出来ているのになんで結果にならないのかというジレンマがあっただろう。無意識なだけに気づかせるのに時間がかかる。試合中に自分らのペースに戻せなかったのもあるが、失点に関して言えば、野地が相手を抑えていたので対処する方法はあった。それをせずに、ハンドを主張しているよりも、もっと厳しさを持って対応しなくてはいけなかった。一体感がなく、若さが弱さとなって成熟していないところが出てしまった。これで後期負けてないチームはなくなった。リーグ後半戦でどれだけチームの力を高められるかが勝負になる。
-Voice 京都学園大学・西 政治コーチ
前半、失点をしなかったことが、いけるかもというきっかけになった。先週は大敗したが、戦う姿は見せてくれた。我慢しつつもきっかけが掴めればと思っていたので、今日は早い時間に失点しないことが一番大事と考えていた。失点でCBが慌ててしまうことが多かったが、これまでボランチで使っていた朝比奈をCBに入れた。朝比奈はクレバーでチームを落ち着かせることができる。ボランチには戦術眼があり、左右に展開できる池之上を起用した。後半残り15分くらいという集中できるタイミングで得点できたことが大きかった。だが、もう2、3点とれるところで取りきれていないという課題は残る。まだ厳しい状況は続くが、(自動降格を回避できる)可能性はゼロではない。
-Voice 京都学園大学・杉山一貴(MF)
前期も前半が頑張れて我慢できたが、後半はいつも崩れていた。今日はやりきろうということを意識した。同志社との相性は悪くないし、粘り強く戦えた。今日もバラバラになりかけたが、そういう部分も含めて我慢して、少なくてもチャンスは必ず来るので、そこで結果を出そうと思っていた。繋ぐ部分と、相手のCBの連携が上手く行ってなかったので、村上のスピードでそのウラを突いていこうという使い分けをうまくやれた。ゴールはフリーだったし、コースが空いていたので冷静に流し込めた。その後もチャンスがあって、そこで取れていればもっと楽に試合を運べたが、ラスト10分は本当に長かった。あれだけ耐えないと1部では勝てないということを改めて感じられた。そういう経験も含めて、来週以降も引き締めて戦いたい。毎回負けていて、応援してくれている人たちに申し訳ないという気持ちも強かった。喜んでもらえる試合がやっと出来て良かったです。