互いに初戦を勝利したチーム同士の一戦は、決勝進出を賭けて意地と意地とがぶつかり合う白熱の一戦となった。
序盤は、北信越選抜がMF森駿人(新潟医療福祉大・1年/船橋市立船橋高)とMF岩城杏璃(金沢星稜大・3年/佐野日本大学高)の両サイドのドリブル突破を生かして、ゲームの主導権を握るが、九州選抜もDF戸田峻平(鹿屋体育大・3年/サガン鳥栖U-18)を中心に粘り強く守り、ゴールを割らせない。すると九州選抜もMF竹田天馬(福岡大・2年/長崎総合科学大学附属高)の中盤の守備から前線へとボールが入るようになり、チャンスへとつなげる場面を増やしていく。
試合が動いたのは45+1分。ファーに出されたCKの折り返しのクリアボールを戸田が落ち着いてゴールへ叩き込み、九州選抜が先制点を取り、前半を終了する。
得点の勢いを落とさず、後半も九州は攻撃の圧を高めて仕掛けていく。67分にはDFラインの裏に出されたボールをFW岡留零樹(福岡大・1年/鹿児島城西高)が相手と競り合って倒され、PKを得る。これを岡留自らが決めて、追加点を得る。
北信越選抜も、MF田澤夢積(新潟医療福祉大・3年/青森山田高)、MF後藤寛斗(北陸大・3年/京都共栄学園高)らを投入して流れを取り戻そうとするものの、九州選抜はロングスローを投げさせないようサイドラインへボールを割る場面を作らせないことを徹底し、攻撃にバリエーションを出せない時間が続く。90+5分にCKのボールを後藤がヘッドで合わせて1点を返すが、その直後にタイムアップ。九州選抜が決勝へと駒を進めることになった。
2025/02/21 デンソーカップチャレンジサッカープレーオフグループ1・第3節 北信越選抜vs九州選抜 フォトギャラリー/互いの長所がぶつかり合う白熱の一戦は九州が制し、決勝進出