立ち上がりは福岡大が勢いを持って試合に入り、7分にロングスローの混戦から最後はMF岸本大雅(4年/玉野光南高)が押し込み先制する。しかし、関西学院大が徐々にボールを保持する時間を増やして福岡大ゴールを脅かす展開を見せると、36分にMF稲川暖大(2年/名古屋グランパスU-18)がロングシュートで同点とする。稲川は38分にもクリアボールを拾い、右足一閃の逆転弾。この2ゴールで一気に関学大は流れを引き戻すと、43分にはCKの混戦からFW小嶋悠央(2年/佐賀東高)が押し込み点差を広げる。さらに45+4分にFW山本吟侍(1年/高川学園高)が自ら持ち込んで決め、4-1で前半を折り返す。
劣勢を覆すべく、後半は福岡大が粘りを見せて得点を狙うが決めきれない展開が続く。すると、80分に関学大MF酒井柊維(3年/藤枝東高)が2列目から巧みに抜け出し、ゴール。その直後にはFW馬場悠平(1年/神戸弘陵学園高)が相手のミスを見逃さずにボールを奪取し、無人のゴールへ冷静に決める。福岡大はここで折れずにアグレッシブに攻撃を仕掛けると、87分にMF福岡想太朗(1年/鹿児島城西高)、88分にFW原翔聖(1年/飯塚高)の連続得点で追い上げるが、関学大は90+4分にCKから酒井がヘディングでこの日2点目を決めて、タイムアップ。昨年のIリーグ王者が、大勝で今大会のスタートを切った。
2024/11/21 アットホームカップ2回戦 関西学院大B1vs福岡大 A satellite フォトギャラリー/福岡大が先制するも、圧倒的な攻撃力を見せた関学大が逆転で準決勝進出