11大会ぶり3回目の優勝を飾った阪南大の守備を統率する主将・DF野瀬翔也(4年/東邦高)に、夏の大学王者となった感想を聞いた。
ー優勝おめでとうございます。大学でのタイトルは初ですよね?
「1年の時にインカレで決勝まで行ったんすけど、(優勝は)経験したことなかったんで、うれしいです」
ーしかも今回は最上級生で、キャプテンとして、タイトル獲得なので、より嬉しさもあるのでは?
「そうですね。ほんとにチームメイトに感謝しかないです」
ーでも今日の試合は開始早々に失点して、DFしてどういう風に引き締めていこうと考えましたか?
「自分もそこ(失点)に関わってるんで、まずは申し訳ないって気持ちもあったんですけど、悲観的になりすぎても良くないなと思ったんで、頑張ろうと切り替えました」
ーすぐ取り返してイーブンになったので、そこからは落ち着いてやれましたか?
「今大会、前線が点取ってくれるんで、失点してもいいっていうわけじゃないですけど、取られてもどうせあいつら取ってくれると思ってるんで(笑)。感謝したいです」
ー後半は新医大のロングボールに押し込められる展開になりました。
「自分たちの想像したゲームプランとは違ったんですけど、トーナメントはああいう展開はあるんで、後ろで締めて、とりあえず失点0を意識してやってました」
ー終了間際に勝ち越しましたが、延長のことも考えていましたか?
「いや、あそこでフリーキックになった時に、 『いけるかな』っていうのは正直直感的には思ってました。ここまでの試合振り返って、なんか終盤で点とって勝つことが結構多かったんで」
ー総理大臣杯を決めた関西選手権もそうでしたね。
「そうですそうです」
ー今年は、リーグ開幕からなかなか勝てない時期もありましたが、やってて不安はありませんでしたか?
「ありましたね、最初スリーバックでやってたんですけど、フォーバックに戻して、選手の入れ替わりとかも結構ありました。自分も北條(貴紀コーチ)さんと、コミュニケーション取って、色々チームの方向とかいい形に持ってこれたのかなって思います」
ー徐々にチームとして結果も出るようになり、手応えも大きいのでは?
「今大会も京産戦はちょっと危なかったんですけど、そこに勝った時から本当に負ける気しなかったです。勝てるなって」
ーリーグ戦もすぐに再開しますが、負ける気なくいけそうですか?
「負ける気しないです。負けたとしても。すぐ立て直せます。ここ(総理大臣杯)を取ったんで、残りのタイトル、リーグもインカレも全部取りたいです」