2012年度 第90回関西学生サッカーリーグ 第18節・関西大-京都産業大の監督・選手コメントです。
-Voice 関西大学・島岡健太監督
細かいポジションを取る回数が少ないので、ボールを出していくところを探さないと行けなくなる。ボールを意識した中でポジションを取るというのが単発で、パスをだしたら次のイメージを持って動くというのが足りなず、そこでボールを失っていた。このグラウンドという準備はしていたし、相手も同じ条件。やれているところもあったが、より質を上げないといけない。あと一歩寄れば中でプレーできるし、そういう状況に合わせたプレーが出来ていない。2試合失点をしていないという結果だが、ラッキーだけでなく自分たちの力で得たものにしなくてはいけない。もう少しゴールに向かうプレーを出して、決定的なシーンへ向かう部分を意識づけしたい。
-Voice 関西大学・篠原宏仁(MF)
アシストになった場面は(岡崎)建哉さんが走りこんでいたのが見えたので、ワンタッチで打てるように弱いボールを出しました。点に絡みたいという気持ちで貪欲にプレーをしているけど、得点という結果が出せていないのは不甲斐ないです。前でプレーしている自分が、後ろの選手を楽にさせるように結果を出さなくてはと思っているので、チャンスで決められずに悔しい。得点を取りたい気持ちで焦ってしまい、ゴール前で落ち着いてやれていない。後半の決定機もファーに打っていれば、(奥田)勇太さんが詰めていたので防がれても触れていたかもしれないし、そういうちょっとした考え方がまだ足りないと感じました。
関大にはパサーがいるので、自分はドリブルで攻撃に変化をつけられたらと思ってやっています。夏の練習をこなして連携も深まり、自分のプレーもやれるようになってきた。もっとドリブルとコンビネーションでゴールに向かうプレーを試合の中で出したい。まだまだ精神的にも弱いし、フィジカルもパワーも誰にも負けないように4年間で培っていきたいです。
-Voice 京都産業大学・古井裕之監督
今日はいい入り方もできたし、中盤に厚みを持たせて前からアクションをかけて奪うという狙い通りにやれていた。高橋のキープ力と野島の技術で前でボールを収め、サイドが上がる時間を作りたいということで、前節からメンバーも少し変えた。キックミスから相手に当たって拾われてしまい失点したが、それを全員でどうカバーするのかというのが重要で、一人だけじゃなくチーム全体の責任として考えなくてはいけなかった。90分が終わった時に、どういう状態でいたいのか、そのために何をするのかを各々が考えなくてはいけない。後期になり、少し成長しているのを感じている。残り4試合、意地をどう見せるかは本人たち次第。勝たないと意味がないので、残り試合にサッカー人生を賭けろと選手たちには話した。集大成という気持ちで臨ませたい。