2012年度 第41回関西学生サッカー選手権大会 準々決勝・関西学院大-関西大の監督・選手コメントです。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
前半と後半は全く別のチームだった。前半は前へ走る運動量が少なく、前からボールを奪ったり、前にパスを出すという関学らしい前に行くプレーができておらず、3失点してしまった。後ろは引いて怖がってしまい、前からボールを取りに行くと守備の人数が足りずという状況だった。HTは選手同士でしゃべらせて気持ちを合わさせた。勝っても負けても次の試合がある。45分を大事に戦おうと話してまとまれた。自分たちのサッカーをちゃんとやれたら、前向きにやれる。腰が引けたり相手にあわすとうまく行かないというのがわかったと思う。次もしっかりとやり方を変えず、後半のように戦う。
-Voice 関西学院大学・井林 章(DF)
立ち上がりは防げた失点なのでもったいなかった。前半は引き気味なのが裏目に出た。みんなの守備の意識が統一できておらず、3点めは2列目の飛び出しについて行けてなかった。1対1になった時に相手に対して数的優位を作れず、技術の上回る相手に対して後手後手になった。3点めである意味割り切れたし、点を取らないと勝てない。HTに各ポジションで意識を合わせて、やるべきことを検討した。引かずに行くことで統一して、後半に関してはうまく行った。1対1で踏ん張ればセカンドを拾えるし、前向きで出したボールがうまくカウンターにつながった。先に点を取ってくれて、流れは来たし波に乗れた。後半は自分らのサッカーができたので、それを次に出せるかどうかが重要。次につながる内容だったのを前向きにとらえて、結果にこだわって総理大臣杯の出場権を取れるように頑張ります。
-Voice 関西大学・島岡健太監督
前半は点が入っただけで、自分たちのペースではなかった。2・3点目は崩して取れたが、それ以外はボールを失う場面では悪い状態だった。後半2失点したが、前半のうちにそうなっていてもおかしくなかった。内容を見てみると、後半20分までのところで詰めの甘さが出てしまった。個人でやりたいことをやろうとして、バランスを崩して失点した。その辺でもう少し質の高いというか、試合巧者というにはおこがましいかもしれないが、もっとサッカーに慣れたところを出さなければいけなかった。関学の意地もあるだろうし、ああいう追い上げる空気感を学ばないといけない。総理大臣杯を決めてほっとしているかもしれないが、やるからには高いとこを目指す。そのためには関西でてっぺんを取らないといけない。
-Voice 関西大学・岡崎建哉(MF)
1点目は関学のDFは高いので、予想外のところに蹴ろうと狙ったら、うまく入った。3点目は寺岡が1つタメを作ってくれたので、いいタイミングでパスを出せました。3-0で優位な展開なのに、隙が出てしまった。ロングボールを蹴らせて、相手のやりたい事をやらせてしまった。ミスも多く、後半は主導権を握られた。前の試合では追いつかれていてそれと同じ流れだったが、今日は身体を張って守れたのは良かったと思う。去年は全国に出られず、悔しい思いしかなかった。ほっとしたところはあるが、4位で全国に行くつもりはない。天皇杯のためにも次の相手がどこでも、チームとして戦っていく。