関西学院大の指揮をとる早崎義晃監督は、これまでBチームを指導し、インディペンデンスリーグ 全日本大学サッカーフェスティバルでは初の2連覇を達成した実績を持つ。トップチームを率いる初年度にとなる今年、リーグ制覇を成し遂げる結果を出した。

ー今日は3点目が決まって、これで勝負が決まるかなというあとに押し込まれてしまいました。
「引き分け以上でも優勝に近くなるとは選手にも話したんですけど、勝ち切って優勝したいというのはありました。3-1とか、あるいは2-0の時点で3-0に持っていける力は、今後いろんな試合を勝つ上では大事と改めて感じました」
ートップチームを率いた初年度でこの結果というのは、どのように捉えていますか?
「自分が初年度ということは、学生には関係ない。しっかり頑張ってやってくれてるんで、それが成果、結果に出たっていうのは誇らしいですし、インカレをどう取りに行くかが問われる。最終節に向けてしっかり準備できたらいいと思ってます」
ーチーム立ち上げ時から、総理大臣を経て選手たちもたくましくなったと感じますが、指導者としてはどのように見ていますか?
「基本的に自分たちで考えて話すことをさせているチームなので、大臣杯であそこまで行って、良くも悪くもできること、できないこと、あるいはもっとやらないとあかんことをしっかり考えながらトレーニングに向けてやれてる。あの経験は大きかったと思いますし、大臣杯の苦しいゲームを乗り越えてきたので、『こういうことはあるやろ』って受け入れてリーグ戦もやれてるところはある。準優勝ですけど、決勝までいったってのはでかかったですね」
ーチームの中でMVPを決めるとしたら誰でしょうか?
「後期だけで考えると、先田(颯成・2年/サガン鳥栖U-18)とかは、得点を取って守備のところも頑張ってはいますけど、チーム全体で考えた時には、主務の櫻井(啓太・4年)も僕は値すると思う。主将の三宅(凌太郎・4年/帝京長岡高)もチームのことをやってくれて、選手以外の支えている学生も含めてしっかりやってる4回生なので、それが今チームの空気感に反映されてると思います」
ー最終節のあと、インカレまで少し時間が空きますが、どのようにチームを作っていく予定でしょうか?
「決勝ラウンドまで3週間ぐらい空くので、今のトップチームだけじゃなく、Bチーム以下のカテゴリーの選手も上に絡める選手がいるのか、チーム全体としてインカレに向けて競って、チャンスをモノにした選手で最後挑むしかない。やれることは全力尽くしてやろうと思ってます」


