2025/09/07 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント準々決勝 日本大vs駒澤大 フォトギャラリー/持ち味を発揮した駒澤大が鮮やか4ゴールで日本大を降してベスト4へ!

《2025年度 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント準々決勝》
▽2025/09/07 11:00 Kick off – セイホクパーク石巻フットボール場
日本大 1-4(1-3) 駒澤大
得点:’11 駒澤大/後藤康介(今井拓人)、’15 駒澤大/三浦翔遼人(髙橋修斗)、’20 日本大/白濵聡二郎(平尾勇人)、’39 駒澤大/新垣陽盛(明石梓希)、’60 駒澤大/渡邉幸汰(今井拓人)

総理大臣杯のトーナメント表左側のブロックには関東の4チームが勝ち残り、ここから同地区同士での対戦となる。駒澤大は現在、関東2部3位ではあるが、パワフルとスピードを活かしてベスト8まで勝ち上がってきた。対する日本大は、主将・植木颯(4年/日本大学藤沢高/浦和内定)、FW平尾勇人(3年/四日市中央工業高/東京V内定)、DF松本大地(4年/帝京長岡高/高知内定)と、攻守にJ内定のタレントが揃う。

試合は日本大がボールを保持してサイドを使って丁寧に繋いで組み立てていくが、先手を取ったのは駒澤大。11分、DF亀井大和(3年/滝川第二高)のロングスローをFW渡邉幸汰(3年/東北学院高)がヘッドで落としたボールを日本大DFが処理しようとしたところを、FW今井拓人(3年/岡山学芸館高)が入れ替わって奪うと、ゴール前にパス。DF後藤康介(4年/相洋高)がフリーでゴールに決めて先取点を奪う。続いて15分には、MF髙橋修斗(2年/神村学園高等部)の右CKをDF三浦翔遼人(3年/湘南工科大学附属高)が頭で合わせて追加点とする。

ビハインドを負った日本大も20分に右CKをFW平尾が頭で落としたボールをDF白濵聡二郎(2年/セレッソ大阪U-18)が蹴り込み1点を返すが、駒澤大は39分にGK永田陸(4年/大成学園大成高)のロングフィードを起点とした連携からMF髙橋のパスにDF明石梓希(4年/三浦学苑高)がオーバーラップして走り込んで出したクロスに、DF新垣陽盛(1年/神村学園高等部)が逆サイドをスプリントしてきて叩き込み、再度2点のリードとする。

後半になると、日本大はボールを保持する時間を増やして、繋ぎながら駒澤大のマークを剥がそうとするが、なかなかシュートを打つ場面を作ることができない。すると60分、相手からボールを奪い取ったDF明石が右サイド前方へ入れた長いパスにFW今井が反応してドリブルで持ち上がりパス。これを受けたFW渡邉が仕留めてさらに点差を広げる。日本大もMF植木の展開からMF大久保帆人(3年/前橋育英高)やFW関日向多(3年/JFAアカデミー)が敵陣深く切り込んでいくものの、決定機を作ることができずタイムアップ。駒澤大がベスト4へと名乗りを上げた。

会心の勝利となったが、駒澤大・秋田浩一監督は「圧倒的にキープされるので、我々は奪う場所と奪ってから勝負するというのをやり続けた。普段はそんなにうまくいかないけど選手が頑張った結果」と冷静にコメント。一方、日本大の川津博一監督は「あまりにも簡単に失点してしまった。駒澤さんはやるべきことを90分やり続けた結果がああいう形で現れた。うちは逆にそれができなかった」と悔しさをにじませた。

2025/09/05 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント準々決勝 日本大vs駒澤大 フォトギャラリー/持ち味を発揮した駒澤大が鮮やか4ゴールで日本大を降してベスト4へ!
蟹江 恭代

関西を中心に、大学サッカーの写真を撮ったり、記事を書いたりしています。

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