2025/09/05 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント2回戦 福岡大vs京都産業大 フォトギャラリー/山村の決勝点を守りきった京産大が準々決勝へ。福岡大は’23年インカレのリベンジならず。

《2025年度 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント2回戦》
▽2025/09/05 14:00 Kick off – WACK女川スタジアム
福岡大 0-1(0-0) 京都産業大
得点:’46 京産大/山村朔冬

2023年のインカレ3回戦以来の対戦となったこのカード。前回は京産大が退場者を出しながらも勝利を収めており、福岡大としては”リベンジ”を果たしたい一戦となった。

開始直後から試合は京産大が両サイドのスピードを活かして、福岡大陣内深くまで攻め込む。だが、福岡大・児玉進二監督は「押し込まれたというよりは相手に持たせた。行っても剥がされてしまうことは想定していたので、少しブロックを引いて引っ張り出してカウンターでこじ開けようとしていた」と振り返ったように、京産大が背後へ飛び出してくる動きを上手く消して守りきり、0-0で前半を折り返した。

しかし、後半立ち上がり、DF田代紘(3年/ヴィッセル神戸U-18)が相手GKが前に出ているのを見て、ハーフウェーライン付近からロングシュートを放つ。これはバーにあたりゴールとはならなかったが、跳ね返ったボールにMF山村朔冬(2年/帝京長岡高)がダッシュして狙ったシュートは福岡大GK山田陽介(4年/米子北高)に防がれるが、弾いたボールを再びMF山村が押し込み、京産大が先取点を奪う。福岡大も交代出場のFW中山桂吾(4年/高川学園高)が積極的にシュートを放つが、京産大の堅い守備をこじ開けられない。京産大も69分にリズミカルなパスを繋いで、最後はMF皿良立輝(2年/セレッソ大阪U-18)がGKとの一対一の場面を迎えるが、ここはGK山田のセーブで追加点とはならない。福岡大はロングスローやセットプレーから得点チャンスを狙い、アディショナルタイムのCKではGK山田も攻撃に参加して得点への執念を見せたが、京産大のゴールをこじ開けることは叶わずリベンジとはならなかった。

昨年は2回戦で阪南大に敗れて大会を去った京産大だったが、今年はその壁を乗り越えた。吉川拓也監督は「その時の悔しさを持っている選手が今日のピッチにはたくさんいたので、シビアなゲームになったけれど守りきって次に進めた」と手応えを話す。次は同地域の関西学院大との対戦だが、吉川監督は「こういう舞台で関西同士でできることは、関西の魅力を伝えられる一戦になる。楽しみです」と意気込んだ。

2025/09/05 第49回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント2回戦 福岡大vs京都産業大 フォトギャラリー/山村の決勝点を守りきった京産大が準々決勝へ。福岡大は’23年インカレのリベンジならず。
蟹江 恭代

関西を中心に、大学サッカーの写真を撮ったり、記事を書いたりしています。

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