2年連続で準決勝敗退を喫している新潟医療福祉大は、今年こそは頂点を目指して序盤から勢いを持って攻撃を仕掛けていく。すると、14分に中盤中央から出されたパスを新医大FW今井冠太(2/JFAアカデミー)が、DFの間でうまく受け、最後はGKの動きをよく見て巧みなループシュートを右上に決め、先制に成功する。
前日同様の追う展開となった関西学院大だが、慌てずに組み立てて行く。17分に左サイドからゴール前へと入れたクロスを相手がクリアしたこぼれ球を拾ったMF米田和真(3年/三田学園高)が左隅に決め、同点に追いつき流れを引き戻す。関学大は27分にMF米田翔太(4年/京都橘高)が縦に出したパスを、MF岡田伯斗(3年/星稜高)がゴール前へ送ると、最後はFW山本吟侍(1年/高川学園高)が落ち着いて決め、逆転に成功。31分に米田翔太が落ち着いてPKを決めてリードを広げると、43分にはDF横山志道(2年/ヴィッセル神戸U-18)とのワンツーから米田翔太が上げたクロスに、山本がヘッドで合わせ、4-1で前半を折り返す。
後半は新医大も再三チャンスを作るものの決めきれず、ポストに阻まれる場面やシュートミスでなかなか点差を詰められない。77分にはドリブルで持ち上がったMF桐山龍人(2年/浦和レッズユース)GKをかわしてシュートを放つが、関学大DFのスライディングブロックに防がれてしまう。ピンチを脱した関学大は直後に得たCKを、MF木場拓実(3年/桐生第一高)が直接ニアに決めて試合を決定づけると、新医大の猛攻を最少失点に防ぎきり、2年連続の決勝進出を決めた。
2024/11/22 アットホームカップ準決勝 関西学院大B1vs新潟医療福祉大A フォトギャラリー/関学大が連日の逆転劇で新医大を降し、2年連続で決勝の舞台へ