“国立大対決”となった一戦の先手を取ったのは鹿屋体育大。左サイドからMF廣田勇心(4年/ロアッソ熊本ユース)がゴール前に上げたボールをMF渡邉怜歩(4年/静岡学園高/熊本内定)が頭で決めて先制する。25分にもFKからDF德田晃也(4年/倉敷古城池高)がヘディングで追加点を奪う。
しかし広島大は粘り強い試合運びで、鹿体大ゴールを脅かす場面を作ると、81分にGKのミスを逃さず、FW大渡祐希(2年/武雄高)が得点。さらに85分にもプレスをかけてボールを奪い取ったMF酒井大斗(4年/東福岡高)が同点弾を決めて試合は振り出しに。
延長戦でも互いに譲らず、次ラウンドへの進出はPK戦へと持ち越された。広島大はPKを見越して、109分に投入されたGK小林航大(1年/名古屋高)が抜群の反応で2本をストップ。殊勲のルーキーを、先輩たちが笑顔で称えた。
2024/09/04 総理大臣杯1回戦 鹿屋体育大vs広島大フォトギャラリー/両者が総力を尽くした一戦は、PK職人の活躍で広島大が2回戦へ進出