2024 総理大臣杯 優勝インタビュー/阪南大・野瀬翔也(4年/東邦高) 「京産に勝ったときから、本当に負ける気はしなかった」

11大会ぶり3回目の優勝を飾った阪南大の守備を統率する主将・DF野瀬翔也(4年/東邦高)に、夏の大学王者となった感想を聞いた。

ー優勝おめでとうございます。大学でのタイトルは初ですよね?

「1年の時にインカレで決勝まで行ったんすけど、(優勝は)経験したことなかったんで、うれしいです」

ーしかも今回は最上級生で、キャプテンとして、タイトル獲得なので、より嬉しさもあるのでは?

「そうですね。ほんとにチームメイトに感謝しかないです」

ーでも今日の試合は開始早々に失点して、DFしてどういう風に引き締めていこうと考えましたか?

「自分もそこ(失点)に関わってるんで、まずは申し訳ないって気持ちもあったんですけど、悲観的になりすぎても良くないなと思ったんで、頑張ろうと切り替えました」

ーすぐ取り返してイーブンになったので、そこからは落ち着いてやれましたか?

「今大会、前線が点取ってくれるんで、失点してもいいっていうわけじゃないですけど、取られてもどうせあいつら取ってくれると思ってるんで(笑)。感謝したいです」

ー後半は新医大のロングボールに押し込められる展開になりました。

「自分たちの想像したゲームプランとは違ったんですけど、トーナメントはああいう展開はあるんで、後ろで締めて、とりあえず失点0を意識してやってました」

ー終了間際に勝ち越しましたが、延長のことも考えていましたか?

「いや、あそこでフリーキックになった時に、 『いけるかな』っていうのは正直直感的には思ってました。ここまでの試合振り返って、なんか終盤で点とって勝つことが結構多かったんで」

ー総理大臣杯を決めた関西選手権もそうでしたね。

「そうですそうです」

ー今年は、リーグ開幕からなかなか勝てない時期もありましたが、やってて不安はありませんでしたか?

「ありましたね、最初スリーバックでやってたんですけど、フォーバックに戻して、選手の入れ替わりとかも結構ありました。自分も北條(貴紀コーチ)さんと、コミュニケーション取って、色々チームの方向とかいい形に持ってこれたのかなって思います」

ー徐々にチームとして結果も出るようになり、手応えも大きいのでは?

「今大会も京産戦はちょっと危なかったんですけど、そこに勝った時から本当に負ける気しなかったです。勝てるなって」

ーリーグ戦もすぐに再開しますが、負ける気なくいけそうですか?

「負ける気しないです。負けたとしても。すぐ立て直せます。ここ(総理大臣杯)を取ったんで、残りのタイトル、リーグもインカレも全部取りたいです」

蟹江 恭代

関西を中心に、大学サッカーの写真を撮ったり、記事を書いたりしています。

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