【関西】’11リーグ第14節/近畿大-関学大 スタッフ・選手コメント

2011年度 第89回関西学生サッカーリーグ 第14節・近畿大-関西学院大のスタッフ・選手コメントです。

-Voice 近畿大学・尾内伸行コーチ
 (所用のため)松井監督が試合に間に合わず、ふわっと入ってしまったところがあった。それでも立ち上がりは悪くなかったのだが、阿部・梶川・三ノ宮に対して数的優位を作れなかった。暑いのもあったが、プレスをかけるかけないの使い分けを出来る選手が少ない。リスクのところで、CBプラス一人という形ができずに、ちょっとした隙でやられてしまった。攻撃も、後半はシュートで終われず、やり切れずにボールの取られ方も悪かった。梶川に釣られてギャップのところに阿部が下りて来るのを捕まえられなかった。ミドルでゲームを決められる武器があるのは脅威だし、警戒していただけに悔しい。今年はこんなに失点したのは初めて。今はチームとして試されている時だと思う。4回生が中心のチームで、下の学年がどう感じてやってくれるか、次に向けて気持ちを切り替えてやるしかない。

-Voice 近畿大学・宮本宗弥(FW・主将)
 先制点は狙い通りだったが、得点した後の10分を集中できずに、相手に突かれてしまったのが敗因だと思う。前がかりで蹴ってしまって、相手にスペースを与えてボールを取られてしまった。DFラインのコミュニケーションが取れておらず、相手を上回ることが出来なかった。リーグは長いから、負けたからへこむのではなく1試合で修正できるようにしたい。苦しい時に声をかけることでリズムも出てくるので、上級生としてそこを意識してやりたい。ここが踏ん張りどころなので、どう頑張っていくかだと思う。

-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
 決定機を作れる自信はあった。先制されて、関学に良くある自滅が一番怖かったが、選手たちが強い気持ちで取り返してくれた。早崎コーチからのもっと早めにクロスを入れたほうが良いというアドバイスを選手に伝えたら、そのタイミングで1点めを取ってくれた。毎試合状況は変わるが、取られてはいけないゾーンでボールを奪われて相手の攻撃のスタートを早くさせてしまう。取られてしまったところをもっと考えて判断していかなくては、問題の根っ子の部分は改善されない。先週、阪南に負けて勉強させてもらった。うちの方が決定機は多くても、ゴールを決めたのは阪南だった。クロスを多くしてイメージを合わせられたので、阪南戦からつなげて今日まで持ってこれた。次の試合も切り替えて集中して臨みます。

-Voice 関西学院大学・三ノ宮健介(FW)
 競り合いという部分では、相手のCBは2枚とも強く、いつもほど勝てなかった。でも、近大が引いていたので、足元で受けるスペースがあった。自分が行き過ぎないように落ちて、中盤の(小幡)元輝と梶くん(梶川)に受けてもらってシュートのチャンスを作れた。ツートップで、先に動いた方と逆を使うと意識で、ウラで受けることが出来て、阿部くんともお互いを見ながらやれた。前半は我慢が長かった。失点も自分がクリアしようとしたのを取られてしまったのが原因だったので、立て直せて逆転出来てよかった。数字としては得点を取れているが、まだ取れるところで取れていない。貪欲になることが必要だけど、ゴール前の落ち着きが足りないので、練習からしっかりやらないといけない。勝ったけれど、次が大事。目の前の1試合でどれだけのことが出来るか、1戦1戦を大切に戦っていきます。

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