2011年度 第89回関西学生サッカーリーグ 第2節・同志社大-関西学院大の監督・選手コメントです。
-Voice 同志社大学・望月慎之監督
先週は内容的に自分たちの時間帯があったにも関わらず、点差をつけられてしまい結果が出せなかった。選手たちは0-4で負けたことにショックを受けていたので、今週どれだけ立ち直れるかがポイントだった。誰かがやってくれるという甘えがあったのかなと感じる。去年は安川、林、荒堀といった4回生がゲームを作るうえで占める率が高く、彼らが抜けて自分らでやるとなったとき、リーダーシップを取る部分で春先に詰め切れていなかった。今日はセカンドボールをなかなか拾えなかったが、ボランチの早坂、矢野がうまく予測して相手のプレーに絡める状況を作れていた。そこにFWが落ちてきて相手にアプローチできればもっと攻撃の幅が広がる。前節よりも早坂のリーダーシップも良く出ていた。長いボールでDFラインのウラを狙われたときはひやひやしたが、よく後半得点してくれたし、守りきってくれた。
-Voice 同志社大学・早坂賢太(MF・主将)
先週は初めて試合に出る選手も多いので、気を遣いすぎてしまった。今日はプレーで引っ張ろう、ガツガツ行こうと意識してやった。DFが切らさずにはめている時に、一発で取られたらもったいない。中盤がしっかりセットする自信はあったので、ウラのケアに気をつけた。危ない場面もあって入らなかったのはついてところもあったが、現実としては後ろが安定していない。失点0で終われるときがなかなかない。経験のないメンバーは試合への姿勢や入り方という面からぬるいし、これからもそういう部分を意識して危機感を持ってやらないといけない。勝ったことで下級生はふわついたところもでるだろうが、一週間しっかり抑えてやりたい。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
前半は風下だったので、押し込まれるのはしょうがない。危ないシーンも作られたが、CBが落ち着いてやってくれて失点0で耐えることができた。三ノ宮と阿部が前線で孤立していたが、なんとか頑張って流れを持ってこようとしてくれていた。後半は風上から行きたかったが、なかなか自分たちの流れに持ってこれなかった。いい流れのときにさらに良くするためにどうするのか、ロングボールを入れるなら入れるでやらないと、どっちつかずになっている時がある。流れが来ず、プレーが上手くいかないから全体にトーンダウンしてしまった。去年のリーグの最後の方や、先週の試合に比べたら、今週は練習も今ひとつだった。関学は1週間かけて準備をひっくるめて試合に臨むことが大事。今日は自分らのサッカーができなかったが、ぶれずに続けていきたい。
-Voice 関西学院大学・高橋宏次郎(DF)
風下でも前半は守備の対応ができたが、後半は前からの守備が上手くいかず、奪う位置がペナルティエリア付近になってしまって、攻撃の形が作れなかった。タメを作れず、奪った後に押し上げていくことが少なすぎた。繋いでいくことをやろうとしていたが、ピッチも悪かったので、公式戦で繋ぐリスクを考えて逃げていたところもあった。チャレンジしながら落ち着いてやればよかった。押し込まれはしたけど、守備が崩壊したわけじゃない。全体に元気がなく、点を取りに行かなきゃいけないのに声を出せていなかった。来週は関関戦なので、集中した練習で、しっかりと準備したい。