【関西】’12リーグ第19節/関学大-近畿大 監督・選手コメント

2012年度 第90回関西学生サッカーリーグ 第19節・関西学院大-近畿大の監督・選手コメントです。

-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
 前に来ずにボールを持たせて、最後は身体を張ってくるという近大のやり方は解っていたが、外で回すのに終始してしまった。1対1やこぼれを拾うということはできていたのだから、相手がいてもこじ開けて打っていく強引さ、果敢に攻める部分が必要だった。ハーフタイムにシュートを増やそうと話し合い、ボールを持った瞬間に早くして攻めることを意識させた。チャンスは作れたが最後で甘さが出たし、工夫が足りなかった。ペナルティエリアのところでボールを動かせるのはわかったので、勇敢なプレーが欲しかった。3位以上は厳しくなったが、4回生が試合後のミーティングで「ここで下を向いたら関学らしくない。まだリーグ戦もサテライトもある。こういう状況でしっかりやってこそ、関学」と言ってくれたことはさすがで、僕も勇気をもらった。そういういい部分はずっとつながっていると感じたし、次は勝って選手たちの喜ぶ顔を見られるように、しっかりとトレーニングしていきたい。

-Voice 関西学院大学・福原翔太(MF)
 ゲームを支配できて、自分らのペースでゲームをやれたのに、チャンスで決められなかった。それでも後ろはじれずに耐えてくれた。だけど、勝ち続けるしかない状況だったし、こういう試合で結果が出せないのは弱さだと思う。前半は相手が取りに来ず、前にボールをつけても行けたので、そこでひとつはずしてシュートを狙えば良かったが、綺麗にやり過ぎてしまった。ミーティングでも言っていたが、4回生にとっては最後のリーグ戦で、試合に出ているやつも出られないやつもいる。試合に出ている下級生が出ていない4回生の気持ちを考えてプレー出来たら、簡単にペナルティエリアの中で倒れたりはしない。そういう思いを背負って戦って欲しい。インカレは厳しくなったが、ここで諦めたら示しがつかない。戦い続けて最後までやり切ります。

-Voice 近畿大学・松井清隆監督
 今のメンバーでできることはやった。だが、奪った後のファーストパスで怖がって蹴りだしてしまっていた。関学の両サイドに対し、距離感を持って数的優位を作ることと中に入られても優位なポジションを取れるように気を付けさせた。今までのように中に絞ってOKではなく誰がどうつくか、ゾーンではなく人とボールをカバーすることをしっかりやろうという部分で成果はあった。関学は強いし、そのチームに対して引き分けられて、勝ち点が取れたことは大きい。今年は苦しい状況ということはわかっていた。それでも頑張ろうという選手も出てきているので、とにかく精一杯やっていくしかない。

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