2016年度 第94回関西学生サッカーリーグ 第20節・関西学院大-関西大の監督・選手コメントです。
-Voice 関西学院大学・成山一郎監督
 前半しっかりと気合いを入れていこうと臨んだが、関大の圧力と強風に負けて思うようにプレーが出来ない何人かのところで失点になってしまった。相手も勢いに乗っていたが、風下で蹴り上げてプレスに行くのも限界がある。後ろの選手たちが奪ってクリアにせずに、下できっちりと繋ぎ、DFラインを押し上げる勇気あるプレーを選択してくれたことで、監督の僕も勇気をもらった。ハーフタイムに、その後ろの選手の勇気に応えて後半点を取り返そうと話したけれど、今日に限ったことではないが、「やってやる」「絶対勝ちたい」「何が何でも目標を達成する」というエネルギーが足りなかった。
 誰が出れる、出られないというのは関学にとって大きな問題ではない。それよりも、誰かがいる、いないで弱気を出さないことが大事。残り2試合、いろんなものをかけて闘うのはどのチームも一緒。弱気を見せたチームが負けてしまう。掴み取りにいく気持ちがあるチームが前に進めるので、強気の姿勢でやっていく。

山本悠樹-Voice 関西学院大学・山本悠樹(MF)
 関関戦の雰囲気は楽しめたが、勝ちきるという部分で悔しい思いをした試合だった。こういう雰囲気の中で、チームに勝利をもたらすことができるよう決められる選手にならなくてはいけない。失点したが、攻撃は焦ってはダメ。落ち着いてやれば自分たちの攻撃の形は作れるので、自分は1回生だけど積極的に声をかけていった。前半は風下だったので、勝負は後半と考えていた。後半はボールを支配してチャンスを作れたが、そこで勝てなかったことが課題です。いいサッカーができていたのでもったいなかった。
試合回数を重ねて、自信を持ってやれるようになってきた。でも、大事な試合で得点できていない。今日みたいな試合で、決定的な仕事ができるようになりたい。それが自分の武器だと思う。次の試合は(出岡)大輝くんが(出場停止で)いない分、よりこだわってやる。しんどいところで点を取っているのが大輝くんだけなのは、組ませてもらっていて悔しい。学年関係なく、チームを勝たせられる存在になれるようにすることが求められていると思います。